第六章 Perfect Breaker
薄緑の流れ星
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い魔など、魔術師ならばそれを行う方法がいくらでもあるのだが、一切をしていない。
だが、それでもセルトマンは最初からそう推測していた。
「コールは潜入し、そして捕まるだろう」と
「でもわかってたのになんで出したんす?情報が漏れるかもしれないのに」
「ああ・・・・それはだいじょうぶ」
セルトマンは不気味に断言する。
フォンの背に、嫌な汗が少し流れた。
この人は、たまに本当にわからないところがある。
ついて行って大丈夫なのか、この人が得体の知れないモノのような気がしてしまうのだ。
それがこの見極の力なのか、それとも本能から来る警告なのかは解らない。
フォンたちも知らない、セルトマン自身の「完全」
知りたいとは思うが、知ろうとはしない。
知ったとき、彼らは選択を迫られるのだろう。
離れるか、ついて行くか。
それは本人がそうしたいかどうかなど無視した選択になると感じていた。
ついて行くなら、いい。
だが離れなければならなくなったとき――――
(この人、面白いからなぁ〜・・・・)
また退屈が自分を殺すのではないか、という恐怖の方が強い。
だから、知る必要はない。
まだ
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コールを捕縛し、その意識を完全に断つ。
理樹が屋上を見上げる。
そこには鈴と、大切な仲間たちが。
そのみんなに向けて、親指を上げて応える。
「僕は――――リトルバスターズのリーダー!直枝理樹だ!!」
なにはともあれ、こうしてついに「EARTH」はセルトマン一派から一勝を収める。
同時に、重要な情報源を手に入れることになったのである。
to be continued
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