暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
「EARTH」の日常?
[1/10]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「迷子」

さて、この言葉を聞いて何を思い浮かべるだろうか。

自分の位置がわからず、どう進んでいいかわからない。
だからウロウロして迷ってしまう。

基本的にはそうであろう。

だが、今回の迷子は


「あら?ここはどこでしょう?」

「・・・・・・・」

あっちが気になり、こっちが気になり。そんな風にフラフラしていたら、知らないところにいました。そんな迷子である。
この場合、一つのことに集中して周りが見えていないのか、それとも移り気だと言えるのか・・・・


「(しょうがない)・・・そっちではなく、こちらですよ」

「あら?どこから声が?」

「下です。下」

「?・・・犬さん?」

「凩です」

迷子・三浦あずさは、目の前の犬がしゃべっていることには特に驚かず、のほほんとした空気で自己紹介する。


「あらあら。三浦あずさと申します」

「これはご丁寧に。時に、迷っているならこちらですよ」

「?・・・・あ、響ちゃんがいないわねぇ」

「気付いていなかったというのか・・・!?」

「こっちかしら?」

「あ!!そっちはマズ・・・・」

《DE DE DE DECADE!!》

「ぐわぁー!?」


フラフラとまたどこかに行くあずさ。
危ないところを止めようとする凩。

しかし、あずさはフラッ、とそれを躱し、結局凩直撃(いまここ)


「おい、なんか当たったぞ」

「へたくそー!」

「この無能カメラマン」

「あ゛ぁ!?てめぇらガキだからって手加減しねえぞ俺は!!」

「変身してる時点でもう大人気ないだろあんた!!」

「よくも美しい被写体を歪めて・・・ブシャァッ!!」

「ああっ!ムッツリーニ、被写体発言あたりで妄想したな!?」

「くっ、これしき・・・」

「あらあら。大丈夫?」

「ブシャァッッ!!!」

「ムッツリーニー!?」


写真家対決。
ムッツリーニ倒れる。

あずさが膝枕。
ムッツリーニ撃沈(いまここ)


「それでも鼻血は一滴も掛けない・・・さすがだ!!」

「ってかあの人、三浦あずさじゃん!!」

「マジか!?サイン!!てか握手!!」

「明久君!!私のじゃだめなんですか!?」

「へ!?」

「やっぱり大きいのがいいのね!?秋のバカァ!!」

「うんっ!?ごぶるぁっ!?(流れるようなフランケンシュタイナー)」

「雄二・・・・見ちゃダメ」

「はっ!目さえガードすればッ!?おごぅ・・・股間はダメだろ・・・・」


あずさに気付く。

興奮する男子勢。
明久に制裁。雄二に制裁。ムッツリーニ死亡確認(いまここ)



[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ