第六章 Perfect Breaker
「EARTH」ですよ!「EARTH」!!
[1/9]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「い、いるかなぁ?」
「大丈夫だよ!ちゃんと行くって連絡したんだし。ね?プロデューサー!」
「ああ、あっちに話は通してある。案内とかの出向かいに来てくれるらしいぞ」
「おぉ〜、見えてきたゾ!でっかいビルさ〜!!」
「普通の大きさのビルじゃない?」
「長介たちのお土産、どれにしようかなぁ?」
「にーちゃん!にーちゃん!!サイン貰っていいかな!!」
「亜美たちのサインと交換っこで!!」
「こら、亜美、真美。遊びに行くのではなく、お礼を言いに来たのですよ」
「あら?ここの食堂って、すっごく有名なのねぇ〜」
「食堂はどこですか」
「四条さん、切り替え早いわね・・・」
「ほ〜ら!みんな落ち着きなさい!!みっともない姿見せられないでしょ!!」
「美希大きなよ〜。「EARTH」だよ、「EARTH」!」
「あふぅ・・・なに〜?」
「EARTH」のビルの前へと、一台の車が向かっている。
外からはわからないが、中には華々しいアイドルたちが並んで座っている。
言うまでも無く、765プロのアイドル一同である。
先日、この事務所開催のオールスターライブを開催したライブドームがテロリストに占拠された事件。
その事件を解決した「EARTH」へのお礼を、どうしても皆がしたいと言いそれが実現したのである。
いつも仕事に忙しく、揃うことない彼女らなのだがそこはプロデューサーががんばった。
ホントに頑張った。
実際にはプロデューサーもそれはしたかったし、社長からもよろしく頼むと言われていたので、実現はそう難しくなかったわけだが。
そんなこんなでお礼の花束を持って、「EARTH」の敷地内に入るワゴン車。
プロデューサーは駐車場へとそれを進めるため、彼女たちを降ろし、律子に任せてビルの中へ。
「えっと・・・案内の人が来るはずですが・・・・」
「765プロの方ですか?」
「あ!どうもこんにちわ!!」
敷地の中に入ったはいいが、ビルの方へと進んでいいのかどうかと少し悩んだ彼女らのもとに、長岡がやってきた。
一連の社交辞令を述べ、ではこちらです、と歩を進める。
「今日は案内とか、ありがとうございます」
「いえいえ。本当だったら翼刀君がやるつもりだったんですけどね〜」
「翼刀君?」
「えっと・・・この中にあった人もいるんじゃない?控室でデカい男ブチのめしたって言っていたけど」
「あのすっごいひと!!?」
「雪歩、よかったじゃん!」
「う、うん・・・・」
「でもなんでダメになったの〜?」
「そうそう。あのにーちゃんには亜美たちも助けてもらったのに〜」
「ああ、それは・・・
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ