暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Dマリアージュ事件〜Pool〜
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「なんか騒がしいわね・・・」
テーマパークなんだから騒がしいのは当たり前な話なんだけど、和気あいあいとした騒がしさじゃなくて、こう・・・不安から来る騒がしさというか。コロナちゃんが「あっ、ルシルさんとアイリさんだ・・・!」ってある方を指差した。
「ホントだ! でも局の制服だからお仕事・・・?」
「それにスバルとティアナまで・・・」
ルシル君とアイリがミッドに降りて来てるって言うのは、昨日の朝の内にルシル君から連絡を貰っていたけど。でもティアナにスバルも一緒だなんて。これは事件の匂いがするわね・・・。
「どうする? 手伝いを申し出に行くか?」
「いや。私たちは今日、この子たちと楽しむためにやって来たのだ。やめておこう。それに、ルシルとアイリが居るのだから、私たちの助力など要らんだろう」
ザフィーラの提案に対してそう返したアインス。私も「ティアナとスバルも居るし」と続く。六課解散から3年。あの子たちもそれぞれの現場で研鑽を積んでいるはずだもの。だから私たちはルシル君たちを信じて、レストラン街へと改めて向かう。
「何アレ〜?」
「コスプレ?」
「何かのキャラクター?」
何を食べようかって話してたところ、そんな会話が聞こえてきた。気になった私はそのコスプレ?をしてるらしい人の方へと目を向ける。バイザーを付けた女性で、服装は確かにラフな格好とは言えないようなもの。
「何か用か?」
先を往くアインスがそう言ったのが聞こえて前を向くと、アインス達の前にもう1人のバイザーの女性が立っていた。彼女は無言だけど、フォルセティとヴィヴィオを見ているよう。ザフィーラが2人を護るように躍り出た時・・・
「聖王オリヴィエと魔神オーディンの遺伝子を確認。確保します」
女性がザフィーラを避けてフォルセティとヴィヴィオへ手を伸ばそうとした。でも咄嗟にザフィーラがその腕を捕まえ、私とアインスで2人とコロナちゃんを女性から遠ざける。周囲のお客さんがザワザワとしだしたから、私は「管理局員です!」ってモニターに局員IDを表示させる。
「何者だ!?」
ザフィーラが問い質すけど、女性は無言のままザフィーラに殴り掛かろうとした。でもすぐに地面に叩き伏せて、両腕を背後に回してギチッと締め付けた。
「答えてもらおうか。何故、この子たちの事を知っている。名前と出身世界諸々も教えてもらうぞ」
アインスがそう言って近付いた時、女性がドロッと液状化した。ザフィーラも「む・・・?」と体勢を崩す。すんすんと臭ってくる嫌な臭いに「待って、ちょっと待って!」私は慌てる。
「皆さん、離れて! 今すぐ! クラールヴィント!」
すぐさま騎士服に変身。そして結界魔法の「隔絶する防封!」を発動して、女性を閉じ込
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