暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Dマリアージュ事件〜Pool〜
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近くに移動。そしてアインスに「少し待っていてくれ」って言われて、あの子が離れていくのを眺めてると・・・

「え?・・・わひゃああああああーーーーっ!?」

いきなりザバァーッとトンデモない量の水が頭上から降って来て、不意打ちだったこともあって押し潰されそうになった。顔に張り付いた前髪を指で払いながら頭上を見ると、ただのセットだと思ってた物が実は「鹿威し・・・?」だったことを知る。上に在るチューブから水が流れ落ちて、バケツのような筒に溜まる。そして溜まった水の重みで筒が傾き、下に居るプール利用客に振って来る、と。

「あっはっはっは♪」

「シャマルお姉ちゃん、ビショビショだ〜♪」

「「大丈夫ですか?」」

「アインスぅ〜?」

楽しそうに笑うアインスとフォルセティ。心配してくれるのはヴィヴィオとコロナちゃんだけ。ザフィーラは相変わらず無言なんだけど、どこか笑うのを耐えてるようにも見える角度で顔を背けてるのが若干むかつくわ・・・。

「すまない、シャマル。ついイタズラ心が働いたのだ、許せ」

「もう」

10年前では考えられない程に満面の笑顔を浮かべるようになったアインス。それにイタズラだなんて、普段が真面目なだけあって新鮮でもあるから許しちゃうのよね。でもやられっぱなしと言うのも悔しいから・・・

「じゃあ次はアインスの番ね♪」

アインスの手を引っ張って、水の落下するポイントへと連れて来る。そして「逃げちゃダメよ? うふふ♪」ってアインスの両肩に手を置いて忠告する。アインスは「判った、逃げない」って両手を挙げてのお手上げポーズをとった後・・・

「お前ももう一度浴びようじゃないか」

「ひゃん!? ちょっ、アインス・・・!」

いきなり両腰を触って来るものだから変な悲鳴を上げちゃった。そして次の瞬間、「〜〜〜〜っ!」滝のような水が降って来た。

「気持ちが良いな、シャマル」

「・・・ふふ。そうね♪ フォルセティ達もいらっしゃい。あ、ちょっと小さめな方でね♪」

筒は大・中・小と3種類あるから、小さなフォルセティ達には一番小さい筒の方をお勧め。そして私とアインスは中サイズへ移動。大きいのは水量があり過ぎて、トップが下にずれ落ちちゃいそうになるから。

「「「「「せぇ〜の!」」」」」

みんな揃ってバッシャーンと水を浴びて笑いあった後は、普通の25mプールでフォルセティ君たち3人の自由形レースを応援したり(コロナちゃんが思いの他速かった事に驚いたのは秘密)、アスレチックプールのコースでゴールタイムを競いあったり、いろいろなプールを楽しんだ。
夕方の4時半になったところでプールを上がり、ロッカーで私服に着替え、夕食を摂るためにアーケードからレストラン街へと向かう中・・・


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