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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Dマリアージュ事件〜Pool〜
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「だとしたら、どうやって保護しましょう? ミッドの海底を捜索するなんて、1日2日では終わりませんよ?」

キャロとエリオの疑問も当たり前だ。あたしだってそう思うし。アイリが「ヒントとか無いの?」って聞いた。

「さすがに生身や棺に入れられての封印とは考えられませんから、おそらく遺跡などに安置されているはず。で、ミッドチルダの海底に存在する遺跡に類する建築物を調べた結果・・・」

騎士アンジェリエさんが展開したモニターにミッドの世界地図が表示されて、海のところに5つの光点が生まれた。話によるとそこに海底遺跡があるとのことなんだけど・・・。

「どこが本命なのか、もしくは全てハズレなのか、確信が持てないのが心苦しいです」

「ポイント付近でマリアージュの目撃情報などが無いか、調べてみます!」

ギン姉が席を立つと、「こちら陸士108部隊、ギンガ・ナカジマ准陸尉――」ってどこかに通信を繋げつつ、リビングを出てエントランスへ向かった。

「・・・7ヵ所かぁ。・・・あ、そうだ、こっちも念のために兵隊を召喚しておこうっと♪」

そう言うとシャルさんも通信をどこかに繋げる。モニターが展開されて、その相手の顔が表示された。

「ヤッホー、ルミナ♪ 特騎隊前線組・・・みんなって今ヒマ?」

『暇と言えばまぁ暇だけど。今、前線組だけじゃなくて後衛組揃って本局のショッピングモールで揃ってショッピング中なの』

相手はルシルさんやシャルさんと並ぶ神層騎士の1人で闘神と謳われる、騎士アルテルミナスさんだった。背後には『おーい!』って他の騎士の皆さんが居た。そして話題は「休暇満喫中に悪いんだけど、ボランティアをお願いしたいの」っていう本題へ。騎士の皆さんが『ボランティア・・・?』って少し嫌そうな顔をした。

「内容は、冥府の炎王イクスヴェリア陛下の保護、んで殺人・破壊を繰り返すマリアージュの迎撃。イクスヴェリア陛下は現在、スキュラ暗殺犯組織にも狙われてる可能性大。局員としても教会騎士としても、それを見過ごすわけにはいかない」

シャルさんのその言葉に皆さんの表情が引き締まって、『了解です!』っと頷いた。それからどこのポイントにどのメンバーが向かうかを決めて・・・

「では、私とスバル、ルネッサ、ルシルさんとアイリがマリンガーデンの遺跡へ。ギンガさんとシャルさんが北部の・・・――」

本事件の指揮権を担ってるティアが最終確認をした。そして「行きましょう!」の号令で、あたし達はそれぞれの目的の遺跡のあるポイントへ向かった。

†††Sideスバル⇒シャマル†††

「楽しかった〜♪」

「うんっ♪」

遊園地の締めのアトラクションとして選んだ大観覧車に乗った私たち。ヴィヴィオとコロナが2人掛けシートに膝立ちして
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