暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1817話
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ろう。
 もっとも、会う敵全てに鬼眼を使う訳にもいかない以上、ジオ系に弱いという欠点はいずれどうにかしないといけないだろうが。
 大抵のRPGのパターンとかだと、弱点属性をなくする……いや、正確には属性防御を付ける? そういう装備品がある筈だ。
 その手の装備品……恐らくマジックアイテムだと思うが、それがこの世界にもある事を期待しよう。
 ……まぁ、その場合の問題は、もしその手のマジックアイテムを入手しても、俺にはそれがどのような効果を持つのかを理解出来るかどうか……といったところか。
 何しろ、俺にはこの世界でのマジックアイテムに対しての効果もないし、桐条グループから隠れて行動している以上、向こうに聞く訳にもいかない。
 影時間やシャドウについて調べている以上、桐条グループに聞くのが手っ取り早いんだけどな。

「とにかく、俺はちょっとこの階を調べてくる。今までのパターンから言えば、小ボスを倒したこの階層にはもう他のシャドウは出ない筈だ。宝箱の方も、しっかりと確認しておきたいしな」
「あー……うん。宝箱はちょっと気になるけど、今はちょっとアクセルと一緒に動けるような体力は残ってないわ。ここで待ってるからよろしく」

 ゆかりは俺の言葉にそう返す。

「荒垣、お前もここに残っててくれ。一応シャドウとかがいなくても、ゆかりを1人にする訳にはいかないだろ」
「あー……まぁ、そうだろうな。分かったよ」

 思ったよりもすんなりと引き受けた荒垣だったが、そこに驚きはない。
 元々戦闘はしないアドバイザーという事で俺達と一緒についてきている荒垣だったが、その面倒見のいい性格から考えれば、もしここで俺がいない時にシャドウに襲われても、間違いなくゆかりを助けようとしてシャドウと戦うだろう。
 それは、俺の目から見れば確実な事だった。
 荒垣本人もそれは分かっているのだろうが、わざわざ口に出したりはしない。

「じゃあ、頼んだ」

 それだけを告げ、俺は1人で14階の階層の探索を開始する。
 ……出来れば、イレギュラー的な事態はこの階層だけにして欲しいんだが、それは難しいだろうな。
 タルタロスが具体的に何階まであるのかは分からないが、ここはまだ14階でしかない。つまり、この先はまだまだ長いにも関わらず……イレギュラーな小ボスがこの階層だけだというのは、ちょっと信じられない。
 となると、やっぱり俺の予想した5階ずつ小ボスがいるという考えそのものが間違っていたんだろうな。
 5階、10階にいたのがたまたま偶然で。
 もっとも、それでもこの階が14階で小ボスがいた以上、ある程度ずつの間隔で小ボスがいるのは間違いないのかもしれないが。

「お、あったな」

 そんな事を考えながら14階の探索をしていると、やがて視線の
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