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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
10.比企谷小町は厄介事を持ちかける
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らな。
 










 平塚先生の呼び出しも終わり、俺は今日も奉仕部の扉を開けた。
「あら、比企谷君?」
 何故ここに?という顔で俺を見ていた。何俺いちゃいけない感じ?
「八幡さん?由比ヶ浜さんには会わなかったんですか?」 
 由比ヶ浜?俺が来るのが遅いのと何の関係が、
「ああ!やっと見つけた!」 
 扉が勢いよく開かれた。そこにはさっき話に出てきた由比ヶ浜がいた。
「来るのが遅いから探しに行ったのよ。由比ヶ浜さんが」
「お前は穗刈さんか」
「一応、平塚先生の呼び出しと伝えたんですがねぇ」 
 は?じゃあ、何ですれ違わないの?一番近道できたが、職員室からここまでの道ってそこまで多くないぞ。
「……やっと見つけたと言っていたが、まさかずっとそこら辺探してたんじゃねーだろうな?」
「………」
「………図星かよ」
「……場所を言わなかったおきたんが悪いんだからね!」
「「いや、その理屈はおかしい」」
 俺と総司がバカなことを垂れ流している由比ヶ浜にツッコミを入れる。そんな中でも雪ノ下は勉強をしていた。動じませんね。
 それからしばらく、俺らは部室で勉強しながら依頼を待つもくる気配すらない。まあ、期末近いしな。部活なら部活禁止前の追い上げに、帰宅部連中は勉強と色々忙しいのだろう。
「ヒマー!」
 ついに由比ヶ浜が値を上げたか。まあ、こいつは見るまでもなく俺らとは違う世界の住民だもんな。何がいいたいかというと、自分から勉強しなさそうだもんな。一夜漬けとかで終わらせるんだろ。
「なら勉強でもしたらどうかしら?期末も近いのだし」
「ええー、でもさぁ勉強したって将来使わないじゃん!」
「うわっ、頭の悪い奴の典型的な言葉が出ましたね」
「由比ヶ浜、お前小学生か」
 由比ヶ浜のアホ発言にすぐさま総司と俺のツッコミが刺さる。今時そんなこというの小学生くらいだぞ。
「むぅ。ヒッキーに言われるとなんかいや」
 ひどくないか?俺次席だぞ。
 ヴヴヴヴ、とポッケの携帯がバイブが鳴り始めた。
 誰だ?っと、小町か。まあ、このメンツなら問題ないか。
 俺はその場で小町の電話に応じた。
「小町、どしたー?」
『あ、お兄ちゃん?今日の夕飯サイゼにしよ!少し相談したいこともあるし』
「家じゃだめなの?」
 外食だと出費がかさむでしょうが。
『小町じゃなくて、小町の友達が相談してきたんだよ』
「で、どうしようもなく俺に丸投げと」
『………てへ☆三。じゃあ、六時にサイゼで!』
 …………切りやがった。まあ、いいか。今は五時か。先行って向こうで勉強するか。
「雪ノ下、すまんが先上がるわ」
「小町さんから相談を受けたのね」
「話が早くて助かる」
「ええ、了解よ」
「じゃ、おつかれー」
 
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