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オズのジュリア=ジャム
第八幕その八

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「あったまって冷やすね」
「ええ、水風呂でね」
「汗をかいて冷やしてまた汗をかくね」
「そうして身体の悪いものを出すっていうわね」
「それがいいんだ、オズの国でも汗をかくとね」
 それがというのです。
「凄くいいからね」
「サウナもなのね」
「冷やすといいんだ」
 水風呂に入ってです。
「冷やしてまた汗をかくんだ」
「そして湯舟でもなのね」
「そうしてもいいんだ、だから皆もね」
「お風呂に入ってあったまって」
「あったまったら水風呂に入ろうね」
 そして一旦身体を冷やそうというのです。
「そうしようね」
「わかったわ、私前からそうして入っていたけれど」
「疲れが取れるとはだね」
「知らなかったから」
「肩や腰、膝にもいいよ」
 そうした場所にもというのです。
「だからそうして入ろうね」
「ええ、今もね」
「そして疲れを取ってね」
「また旅を続けるのね」
「そうしましょう」
 二人でお話してでした、そのうえで。
 他の皆と一緒にお湯であったまって水風呂に入って一旦そのあったまった身体を冷やしてでした。またお湯に入りました。
 そして身体も洗って奇麗にしてでした。
 皆は温泉をすっかり楽しんでから冒険に戻りました、そうして晩御飯の時にです。
 神宝は晩御飯のハンバーガーを食べながらです、ジュリアに言いました。
「何かすっかりです」
「疲れが取れたかしら」
「疲れが取れたというよりは」
 むしろというのです。
「元気が溢れ出るみたいな」
「身体中から?」
「そんな感じです」
「そういえばそうだね」
「何かあの温泉に入ってからね」
「これまで以上に元気になったわ」
「そうよね」
 ジョージ達四人もこう言います。
「疲れが取れたどころか」
「むしろよね」
「元気になって」
「もう何でも出来る感じだよ」
「そういえばオズの国のお風呂はです」
 神宝はまた言いました、皆と一緒にハンバーガーを食べながら。ハンバーガーの他にはアメリカンドッグもあります。
「入ると凄く疲れが取れますね」
「外の世界のお風呂よりもなのね」
「そう思います、それであの温泉は」
「疲れが取れるだけじゃなくて」
「はい、元気が出ました」
「そうなのね」
「幾らでも歩けそうです」
 そこまで元気になったというのです。
「本当に」
「そこまでなのね、けれど私もね」
「ジュリアさんもですね」
「元気になったわ」
 そうだったというのです。
「何かまだまだ歩けそうよ」
「今日は」
「そうよ、ただね」
「ただ?」
「今日は食べ終わったらね」
 それでというのです。
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