第1話 俺がウルトラマンに!?
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話し掛けたのはことりだった。
「いや、ウルトラマンが気になったから調べてたんだ」
そう英二はことりに言った。
「へぇーそうなんだ」
ことりはそう言って英二に近づいた。
英二はまた黒いカプセルをじっと見た。
あの黒い巨人が助けてくれなかったら今の自分はなかったと。
「あっ!ことりちゃーん!」
穂乃果は大声でことりを呼んだ。
「穂乃果!声でかい!」
そう英二は口元に人差し指を近づけて言った。
「あっ!ごめんね」
穂乃果はそう謝った。
「ねぇ、今から寄り道しない?」
そう穂乃果は英二に言った。
「えっ?」
英二は本を戻して穂乃果を見た。
「寄り道ってどこに?」
ことりは穂乃果に聞いた。
「う〜ん、あっ!パン屋さんに新作メニューが出たか見に行かない?」
穂乃果はそう二人に聞いた。
「仕方ないな」
英二は仕方ない顔をして片手にカバンを持って歩き始めた。
「ことりちゃんも行こうよ!」
穂乃果はそうことりに言った。
「うん!」
┫パン屋・北斗┣
パン屋で新作のパンが無いか見ていた穂乃果とことりは店の店主の北斗星司と話をしている英二を見て何を話しているのか気になっていた。
「しかしでかくなったな!英二」
そう星司は英二に言った。
「星司さんもお変わりなく元気そうで何よりです」
英二はそう星司に言った。
「それより二人はことりちゃんと穂乃果ちゃんだろ?どっちと結婚するか決まったのか?」
星司はそう英二に聞いた。
「いや、俺はまだ未成年ですから」
そう言って英二は二人を見た。
「まぁ、気長に頑張れよ!」
星司はそう英二に言った。
「えっと。はい!」
そう言って英二は外に出た。
┫夜の街┣
英二はことりと穂乃果の3人で家に帰宅しようとしていた。
「ウルトラの星」
そう英二は呟いた。
「ねぇ、英二くん」
穂乃果は英二に声を掛けた。
「んっ?何だ?」
英二は穂乃果の方を向いた。
「もしも英二くんの前にウルトラマンが現れたらどうする?」
穂乃果は英二に聞いた。
「お礼が言いたいかな」
そう英二は言った。
「どうしてお礼が言いたいの?」
ことりは英二に聞いた。
「もし、もしもだよ彼が俺を助けてくれなかったら俺は君達に会うことはなかったかもしれないからさ」
英二はそう二人に言った。
「そっか、それならお礼をしたいね」
そうことりは言った。
「私やことりちゃんや海未ちゃんと遊ぶこともなかったかもしれなかったかもしれないしね」
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