741部分:第六十話 楽進、辛い料理を作るのことその一
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なくとも彼はこれまでそうしてきている。彼にとっては曹操も患者の一人に過ぎない。しかし彼は自分のデリカシーのなさは自覚していない。
その彼がだ。また曹操に話した。
「わかった。では言わないでおこう」
「言ったら本当に首ないわよ」
「ううむ、俺とて首がなくなれば死ぬからな」
「あれ、あんた確か死なないんちゃうんか?」
李典がこう華陀に突っ込みを入れた。
「勇者は死なへんのやろ」
「いや、俺とても流石に首をはねられるとだ」
「死ぬんやな」
「そうだぞ。幾ら何でもな」
「ううん、そうやったんか」
それを聞いて納得はする李典だった。しかしである。
ここでだ。李典はこんなことも言うのだった。
「そういやあんた宇宙で攻撃受けて光になったことあったな」
「その話か」
「そんでライオンがどうとかも言うてたな」
「よく知ってるな、あんた」
「あんた有名人やからな」
少なくとも知らない人間はあまりいなかった。この国でだ。
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