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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
740部分:第五十九話 張勲、袁術と郭嘉を取り合うのことその十一
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わね、すぐに」
「わかりました、それでは」
 こうしてだった。華陀がすぐに連行されてきた。するとだった。
 夏侯姉妹がだ。すぐに彼に躍り掛かった。
「貴様!よくもあの時!」
「華琳様に恥を!」
「あら、夏侯淵さんまでなの?」
 黄忠は姉だけでなく妹も彼に掴みかかったのを見て驚きの声をあげた。
「いつもあんなに冷静なのに」
「秋蘭は実は華琳様のことになりますと」
「春蘭よりも熱くなるんです」
 曹洪と曹仁がこう彼女に話す。
「それでなんです」
「今は」
「ううん、そうなのね」
 そしてであった。華陀は。
 捕まれ首筋に巨大な刃を突きつけられてだ。曹操の前に膝をつかされていた。そうしてそのうえでだ。曹操は残忍な笑みを浮かべて声をかけるのだった。
「久し振りね、華陀」
「曹操殿だな、実はここに来たのはだ」
「ええ、理由はわかっているわ」
 笑みはそのままでの言葉だった。
「私に殺されに来たのね」
「おお、これは衝撃の展開が待っているねえ」
 人形がこんなことを言う。
「首をすぱっとやられちまうかい?」
「これ、そんなことを言ってはいけません」
 また主が彼に突っ込みを入れる。頭上の彼を見ながらだ。
「何か事情がありそうですし」
「事情って何だい?」
「とりあえずそれを聞くのです」
 こう言ってだ。それでだった。
 華陀はだ。曹操に対して話をはじめるのだった。その話とは。ここで一つの話が終わりまた新しい話がはじまろうとしていた。


第五十九話   完


                2011・1・21

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