ペルソナ3
1816話
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そんな姿をしているイオが騎士のシャドウに突っ込んでいったのはいいんだが、ぶつかった瞬間、大きく吹き飛ばされたのはイオだったのだ。
そして、イオが受けた衝撃はゆかりにもフィードバックされる。
イオ程ではないが、吹き飛んだゆかりは、そのまま転ぶ。
そして吹き飛ばされたイオは、そのまま消えていった。
「おい、ゆかり。大丈夫か?」
「え? あ、ええ。大丈夫……だけど、今のは……」
「多分、向こうが衝撃を反射する能力を持ってるんだろうな。……多分だが」
そう告げたのは、荒垣だった。
「どういう意味だ?」
「それはこの戦闘が終わったら話してやる。だから今は、取りあえずあのシャドウを倒せ」
騎士のシャドウを睨みながら告げる荒垣は、戦闘が終わるまでは絶対に口を開かないといった様子だ。
まぁ、戦闘中に話すような話題じゃないのは間違いないか。
いや、どんな攻撃も反射するような敵と戦っている中で、敵の弱点を探す為に……というのであれば話も分からないではない。
だが、幸い……とこの場合は言えばいいのかどうかは分からないが、騎士のシャドウは全ての攻撃を反射する訳ではない。
先程使ったガルは、間違いなくシャドウにダメージを与えていたのだから。
「イオ、ガル!」
若干恐る恐るといった様子だったが、再び放たれたガル。
その風の刃は、空気を斬り裂きながら真っ直ぐに騎士のシャドウに向かって飛んでいき……矢の攻撃やイオの体当たりでは全く効果がなかったのが、嘘のように身体に傷を付ける。
うん、どうやら騎士型だけあって物理防御は高いらしいが、魔法には弱い……というか、効果があると言うべきか。
ともあれ、魔法ならダメージを当てられると知ったゆかりは、ガルを連発する。
……あの指輪で多少は魔力が多くなってはいるのだろうが、それでもちょっと使いすぎな気が……いや、ここが小ボスのいる場所なら、エントランスに続くターミナルがあるんだろうから、その辺りは心配する必要はないのか。
この戦闘で魔力を使い切っても、今日のタルタロス探索はここで終わりな以上、特に問題はない。
うん、多分……そういう事を考えてだろう。
ともあれ、ゆかりがピンチになったらすぐに助けに入れるように子猫の炎獣を生み出すと、この階層について考える。
今までは、5階、10階に小ボスがいた。
だからこそ、てっきり5階間隔で小ボスがいるのかと思ったんだが……まさかの14階。
さて、これは一体何がどうなってこうなったのか。
取りあえず俺が予想していた5階間隔ってのは却下された。
であれば、次はどういう間隔になるのかだな。
5階、10階、14階。
何か規則性があるのか?
勿論この3つの小ボスだけで規則性を読み解けというの
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