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転生とらぶる
ペルソナ3
1815話
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くまでも運動量があるからこそであって、その気になれば別にシャドウミラーに所属していなくても出来る事ではある。

「ほら、体重の事についてはそれくらいにして。そろそろ進むぞ」

 俺と同じようにゆかりにジト目で見られていた荒垣が、そう言葉を発する。
 うん、荒垣もゆかりの視線に耐えられなくなったんだろうな。
 ともあれ、荒垣の言葉に俺も異論はなく、その言葉に頷いて口を開く。

「そうだな、じゃあ行くか」
「……まぁ、いいけど」

 こうして、俺達は11階を歩き回りながらシャドウを倒していく。
 あのゾンビが2匹繋がっているようなシャドウは、それからも何度か出てきたが、それでも1度倒した事で自信を得たのか、ゆかりがそれなりに対応出来ていた。
 どうやらイオはジオ……雷系の魔法に弱いらしい。
 それがジオだからなのか、それともこの世界以外の……ネギま世界の魔法も含めて雷の魔法に弱いのか、その辺りはよく分からない。
 そもそも、このペルソナという能力についても、まだ殆ど分かっていないんだし。
 あー……エヴァとかがいればな。喜んでこの世界の魔法について調べてくれるんだろうが。
 それともレモンとかマリューのいる技術班か?
 魔法はともかく、ペルソナというのは今まで全くなかった能力だ。
 一見すれば召喚魔法に似てるように思えるが……それは似ているだけで、実際にはかなり違うというのは、明らかだしな。
 そんな能力についてレモン達が知ったら、それこそペルソナについて色々と調べるのは間違いないだろう。
 そんな風に考えていると、再び宝箱を見つけ……

「えっと、これをどうしろと?」

 ゆかりが、俺の方を見ながらそう言ってくる。
 左手にはショートボウ。そして右手にもショートボウ。
 ショートボウ二刀流とでも呼ぶべき……いや、二弓流か? そんな状態のゆかりだったが、その表情に浮かんでいるのは戸惑いだ。

「一応持たせてみたけど、どうしようもないよな」
「当然でしょ。そもそも、この状況だとどっちの弓も使えないわよ?」

 言うまでもなく、弓というのは矢を番えて使う……つまり、両手を使って使う物だ。
 つまり、両手に弓を持っても、意味はない。
 これがクロスボウとかそういうのであれば、両手で持っても使えるんだろうが……ただ、その場合は一度矢――この場合はボルト――を使えば、再度装填する必要があるのだが。

「いや、宝箱の中にまたショートボウが入ってたしな。一応、いや念の為?」
「何が念の為なのよ、全く。……とにかく、はいこれ。私が2つ持ってても、意味はないでしょ?」

 そう告げ、渡されるショートボウ。
 それを空間倉庫の中に収納すると、俺達は再び11階を調べていく。
 やがて階段が見つかり、その
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