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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0155話『お風呂でのひと時』
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す」
「そうだな。あの人は榛名さん一筋なところがあるからな」
「松輪もそう思います……」
「そうですわね。はい、旗風も春姉さん達が信頼している司令の事を信じたいです」

概ね提督に対しての評価はいい方だった。
だけどそこでルイが意地悪い笑みを浮かべながら、

「わからないよー?Ammiraglioだって中身は立派な男性なんだから秘めているビーストを解き放つかもしれないし〜」

それでいやんいやんと体をくねらせているルイの姿がそこにあった。
それに六人は思わず「確かに……」と意識を誘導されてしまっていた。

「いかんいかん! こうしていてもAdmiralに不安を感じていては騎士としてあるまじき失態だ。今回は誰だか知らないがご厚意に甘えて貸し切りバスに入らせてもらおうとするか」
「「「異議なし」」」

それで七人は提督専用のお風呂へと入っていく。
だけどそれを見ていたある子が「にひひ♪」と笑いながらも入る前にアークロイヤルが差していった『使用中』という札を裏返して誰も使用していないように見せかけた。
そしてまたしても誰にも見られないように隠れていくのであった。







場所は変わって執務室。
そこでは今日の任務をやっていた提督に対して金剛が一緒にいて、

「テートクー! お風呂に入りに行きましょうヨー!」
「ん? もうそんな時間か?」

それで提督は時計を見ると確かにいい時間だった。
それなので、

「そうだな。それじゃお風呂に入りに行くとするか」
「イエス! ワタシも一緒に入ってもいいデスカ?」
「あんまり羽目を外すなよ?」
「分かってマース!」
《金剛お姉様。榛名も信じていますからね?》
「オー……ハルナもあまり信じてくれないデース」

それで三人は笑いながらもお風呂へと着替えを持って向かっていくのであった。
そして到着してみて提督はまずは誰も入っていないかをチェックする。

「テートク? どうしたデスカ?」
「いや、たまに私専用の方で入っている子達がいるから油断ならないんだよな。それでチェックをしていたんだ」
「なるほどー。行けない子達デスネ」
「金剛もその一人だからな……?」
「………、テヘ♪」

可愛らしくポーズを取って誤魔化す金剛。
そんな金剛に少し呆れながらも可愛い奴めと頭を撫でてやりながらもお風呂へと入っていく。

「さて、それじゃお風呂へと入るとしようか」
「そうですネー。テートク、あまり見ないでくださいね?」
「分かってるよ。まったく……このやり取りはもう何回もしたからもうドキドキを感じられないのは悲しむべきか……?」
「また、その感覚を感じたいデスカ……?」

金剛はもうタオルを巻いただけの姿となってわざとらしく提督に
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