その六「これが最期ならせめて…せめて!」
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ほうかご
ヤッホー♪ アタシー小野 イラン! JKだし! シクヨロ〜。
「チョコバナナうめぇ〜、ワタチ日本に生まれて来て良かった…」
「………そうか」
「………よかったね……ちよ子」
マジウケるんですけどー。HR終わってすぐ、チョコバナナとか!! マジウケー!
チョコバナナを食べてんのはアタシーのマブダチのアホ子ー。めっちゃアホなんだしー。アホすぎてマジウケるってカンジー?
ツッコミってのいれてんのはおさ……なんだっけ? まーいっか! そんカンジの関係の終!
と、いっつもフードを被ってカワイイ顔がもったいなくなくない? ってカンジのしおー。
カワイイ顔ってもーアタシには負けるんだけどねー♪
「アホ子、小野。ちょっといいか?」
「なになにーあっくん!?」「えーなんだしー」
これから服見に行こうと思ってたのにー、空気読めよ終ー。
「これから緑屋と図書室で宿題(&予習復習)するんだ、お前らも来い」
「「えぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜」」
「露骨に嫌そうな顔するな!!」
しゅくだ〜い〜? ナニソレ? オイシイの? ってカンジだし。そんなのやってるヒマがあったらネイルに回すし
「ってことで〜」
「待て」
「しつこいしー」
「小野……お前このままでいいのか?」「はぁ〜?」
「このままだとお前、将来社会でまともに暮らしていけないぞ」
「えっ!! イラちゃん死ぬの!?」「うっそマジ!?」
「………終殿」
うっそ…アタシ死ぬの? また彼氏作ってないのにケッコンとかしてないのに死ぬの…?
しおがこっちを潤んだ目で見てるし…マジな話し系?
※憐みの目で見ています。ある意味マジです(笑
「これが最期ならせめて…せめて!」
「イラちゃん!」
「せめて! 最期にみんなでぷり撮りたいし!!」
「「………」」
「撮ろう! 撮ろうよ! イラちゃんの旅立ちの記念に!」
「「………え?」」
そしてやって来ました、ハイッチーズ!
「「イエェェェィイ!!」」
「「い、いえーい……」」
最高の思い出の一枚が撮れましたとさ――ちゃんちゃん♪
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