霧
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クを披露している。
それにしても妖怪に遭遇しない。いくら静かに進んでいるとしても見かけることぐらいはあると踏んでいたのに妖怪の陰すら見当たらない。もう既に博麗の巫女がこの辺りを一掃したのかもしれない
(それなら嬉しいのだけれど)
怪我の一つや二つ覚悟して痛みとしては願っても無い事だが、急がなければならなくなった
私は紅魔館の中に入る気はないので残りは美鈴戦しか残っていない。それすら逃したら無駄足になってしまう
もう千鳥足なんて気にせず全力で走る
湖に近づくにつれ霧が濃くなるのが分かる
湖に着く頃には霧が濃すぎて前方が良く見えない。奥にあるはずの紅魔館すら確認できない
どう湖を渡るか悩んでいると辺に向こう側へ渡るための橋があるのに気づいた
誰も使って無い様で管理もされてないのかボロボロだったがどうにか渡る事が出来た
だけどなんかおかしい
入り口に近づいてるはずなのに戦闘音がまるで聞こえない
(もしかしてもう終わったのかしら?)
考えうる最悪の状況を予想しながらそれでも前に進む。ここまで来て何もしないまま帰りたくはない
この静かさはまだ戦闘が始まってないと信じながら門に近づく
そこには
「えっ?」
血まみれの紅美鈴が横たわっていた
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