暁 〜小説投稿サイト〜
『廻廊』
『瘡蓋』

[8]前話 [2]次話


痛さが解るよ、こんなにも。だって君と僕は繋がってるから。

剥がれてく心の瘡蓋からホラまた血が流れ出す。そんな繰り返しばっかでイタミが絶えないね。

此の終わりの無いイタミの犯人は一体何?此の瘡蓋はもう剥がさないで。

もう僕を放っといて。できるなら独りにして。要らない物は残らないなんて嘘吐き。僕自身が要らない物なのに生きてる。

本当に要るものなら残るってのも嘘吐き。本当に大事で要るもの無くなったよ...。どうして?

救いようのない馬鹿だけど、大事なものは大事にしてた。無くなってしまわないように...見えなくならないように...。

どんな古傷だって今受けた傷みたいにイタイよ...。君と僕は繋がってるから。



[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ