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ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
憂いの雨と陽への祈り
お茶会の続き
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…。 脅迫の間違いじゃないのか?」
「まあそう取られても仕方ないけどね。 ユーリさんたちのことを誰にも言われたくないのなら僕たちのことを誰にも言うなって、そう色気のない変換もできるわけだし。 でも、お願い。 あくまでユーリさんたちの善意を信じてるんだよ。 ふふ、『信じる』って良い言葉だよね」
「ほんと、良い性格してるよな」
ったく、とそっぽを向いてしまったユーリさん。 互いに間を保つための逃げ場はもうない。 そもそもそのタイミングだったからこそユーリさんから話を振ってきたのだろう。 逃げ場を潰しておかないと僕が逃げると思ったのか。 けれどそれは甘いとしか言えない。 僕が今まで切り出さなかったのは言いにくかったからではなく、単純にどこまで切り込んで安全なのかを探っていただけなのだから。
探った結果、ユーリさんの懐はかなり深いことがわかる。 だから遠慮なく切り込むことにした。
「それともう一個、こっちはあらゆる意味でお願いがあるんだけど」
「なんだよ」
「アマリとさ、仲良くしてあげて」
「は?」
「いや、ほら、アマリってあの調子だから友達とかいなくてね。 仲良くしてる相手はいることにはいるけど、それはみんな僕の友達だ。 僕の友達だから仲良くしてるだけでしかない。 でもそれって、歪んでるでしょ? けどユーリさんは違う。 僕の友達でも僕と仲が良いわけでもないのにアマリはユーリさんを気に入った。 理由は知らないし知る気もないけど、そう言う意味じゃアマリにとって貴重な普通の繋がりだからね。 その繋がりを大事にして欲しい」
過保護なのかもしれないけどさ。
そう言って苦笑するとユーリさんに鼻で笑われてしまう。
「仲良くしてあげてなんて小学生じゃあるまいし。 悪いけどお断りだ」
「……そっか」
「大体、俺があいつと仲良くやってんのはそんなめんどくせえ事情なんか関係ねえよ。 友達やりたいからやってるんだ。 だったらお前のお願いなんて聞くわけあるか」
「うん?」
「だから、お前にお願いなんてされるまでもねえってことだよ」
……なんだよデレデレかよ。
なるほど、本当にちょろい人なわけだ。 しかもちょろい上に優しくてお人好しときた。 どう言う思惑があるにしろ、ユーリさんはアマリと仲良くしてくれるつもりらしい。 だったらそれ以上僕が言うことなんてない。 ないんだけど……。
「理不尽だってわかってるんだけどなんかムカつく」
「おい」
「言っとくけど、アマリに手を出したら怒るからね」
「出すわけあるか!」
「アマリじゃ不満だって言うの!」
「俺にどうしろと?」
さてさて、これで本当にシリアスな話はお終いだ。
今回のちょっとしたイベントの成果は久しぶりに同性
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