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ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
憂いの雨と陽への祈り
初めての男子会
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んだよ、聞いてねえのか?」
「『ユーリちゃんが言いたがらないことは私も言えないです』だって。 気に入られてるね」
「完全におもちゃ認定だろ、あれは。 それに別に言いたくないわけでもねえよ。 だからそのわかりやすいジト目はやめろ」
「別にー」
ムッと唇を尖らせながら言っても意味はないだろうけど、一応の否定はしておく。 しかしそうか。 アマリがユーリさんのことはどうやら僕にとってそこまで嫌なことのようだ。
「で、今度はニヤニヤ笑い出しやがって……お前、気持ち悪いぞ」
「別にー。 まあでも、命の恩人って言うなら大体の内容は察したよ。 アマリも難儀な性格だよね」
「お前が言うな」
「むしろ僕だからこそ、かな」
はあ、とため息をひとつで意識を切り替える。 言っても仕方のないことをこれ以上話題にしても意味はない。 どうあったところで変えられないことだし、ね。
「とりあえず結論だけ言うと仲直りはできたよ。 それもこれもユーリさんのお陰だね。 ありがとう」
「…………」
「何?」
「いや、お前、普通にお礼とか言えるんだな」
「失敬な。 人をなんだと思ってるのさ」
「人畜有害な捻くれ者」
「違いない。 けど、感謝してるのは本当だよ? このまま喧嘩別れなんて、嫌だったから」
「だったらもっと素直になれよ。 そもそも最初から素直にごめんなさいで終わってた話じゃねえか」
「ごもっとも。 ユーリさんに素直になれって言われるのは心外だけど、確かにもう少し素直になるべきだったね」
「うるせえ」
さて、とりあえずの問答はこれで終わりだろう。 これ以上、話すことは互いにない。 と言うか、元はと言えば礼を言うだけが目的だったのでユーリさんをオモチャにする必要はなかったんだけど……そこはまあ、ユーリさんが可愛かったから魔が刺したと言うことにしておこう。
シィさん辺りは僕がデュエルの賞品を受け取りに来たわけではないことを察しているんだろうけど、何も言わないのは武士の情けのつもりなのか。 助かったのは間違いないので心の中で感謝の念を送ることにした。
「ああ、僕からもひとつ。 ちょっと聞いときたいこと、教えてもらいたいこと?があるんだけど」
「なんで疑問形なんだよ」
「やっぱり教えてもらいたいことかな。 僕の周りにこう言うの教えてくれそうな人っていないから慣れなくて」
「なんだよ?」
訝しむ様子のユーリさんを見て思わず苦笑してしまう。 なんでそこまで警戒してるのか、って、僕の自業自得か。
とは言え、期待してもらっているところ悪いけど、この質問はユーリさんを驚かせたり困らせる類のものではないと思う。 少なくとも変な質問ではなく、純粋に知りたいことがあるのだ。
「
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