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ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
憂いの雨と陽への祈り
人狼と葬者
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り合いの体勢に持ち込んだ。
「なあフォラス、お前、アマリのこと大事なのか?」
「ユーリさんには関係ないでしょ」
「ある。 さっきまで一緒に戦ってたからな」
「薄い関係だね」
「薄くても短くても関係は関係だ」
退こうとするフォラスを刀で上から押さえ込んだ。 これで両者共に動けない。
「あいつはな、お前の話しばっかしてたぞ。 フォラスくんがどうした、フォラスくんがこうした、そればっかりだ」
「……だから何?」
「あいつがお前のことを話すときは決まって嬉しそうで楽しそうだった。 喧嘩したんだって怒ってたけど、それだってなんだかんだと楽しそうだった」
「だから――」
「そんなあいつがお前と合流できてから苦しんでんだよ。 見ててわかんだろ」
声を遮ってユーリが言葉を突き刺した。
わかっている。 こんなものはお節介もいいところだとわかっている。
だが、それでも、ユーリは言わずにはいられなかった。
「あいつと合流できた時、お前なんつった?」
「…………」
「『よかった』って、心底安堵した声で言ったお前がなんであんなことしてんだよ」
そうだ。 ユーリはそれが気に入らなかった。
あれだけ大事に思っていることが明白なのに、互いが互いを大事に思っていることが明白なのにすれ違っている2人を見るのが、心底気に入らなかった。
アマリはユーリのことを面白わんちゃん扱いしていたが、ユーリからすれば一緒に戦った戦友だ。 身を呈して庇ってくれた恩人でもある。 その恩はここで返しておかなければならない。 情に厚いユーリは、だからこそこうしてフォラスと剣を交えているのだ。
「でも……」
そこでフォラスは言う。 表情に笑みはなく、ただの泣きそうな子供のようだった。
「でも、アマリは許してくれないかもしれない」
「んなこと知るか」
しかしそれすらも一蹴。 自明の理を語るように即答で否定した。
「ビビってないで謝れよ。 お前が謝んなきゃあいつはいつまで経っても許せねえんだよ」
「…………」
「ごめんなさいと今までありがとう」
「え?」
「冗談だろうけど、自分に何かあったらお前に伝えてくれだと」
「あ……」
「後は勝手にしろ」
最後にそう告げて膝蹴りを叩き込む。 その程度で決着はつかないが、しかし互いの間合いを開けるには十分な効力を発揮したようで、そこから更に数歩後退することでデュエル開始前とほぼ同程度の距離を置いた。
正対する2人の少年。
ユーリは納刀して柄に手を添えて構える。
「これが俺のとっておきだ。 お前が負けたらあの馬鹿に謝れ」
受けるフォラスは虚を突かれたように目を丸くし、そして笑
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