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憂いの雨と陽への祈り
地に伏す桜色
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に近い。 当時攻略組でかなり話題になっていたので、その程度の知識はユーリも当然持ち合わせている。 フォラスの常軌を逸した身内贔屓も、もちろん知っている。
「最悪、襲われる可能性もなくはない。 相手は《戦慄の葬者》だ。 手加減なんかできねえぞ」
フォラスの持つ異名。 その内で最も有名だろうものを抜き出して呟いた。
《戦慄の葬者》
噂通りならレッド以外を進んで標的にはしないらしいが、この状況でそんな楽観的な思考に逃げることはできなかった。 何しろ寝ている妻の隣に別の男がいるのだ。 激昂されても文句は言えないだろう。 襲われた場合、大人しく斬られるつもりもないが、できることならそんなことになって欲しくない。
アマリにはバトルジャンキーと指摘されていたし、自身も薄々はその自覚があるが、かと言って対人戦に嬉々として乗り出すほど歪んではいない。 相手はあくまで物言わぬプログラム。 感情を持ち、有限の命を持つ人間を相手に切り結ぶのはさすがに避けておきたいのだ。
それでも、そう言う血生臭いのは勘弁と言うのを大前提にして、しかし血が滾るのも確かだった。 音に聞こえた戦慄の葬者と斬り合ってみたい。 もちろんルールなき殺し合いではなく、ルールを設けたデュエルで。
そう願ってしまうくらいには、彼はバトルジャンキーだった。
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