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ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
憂いの雨と陽への祈り
山嵐のジレンマ
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いですよ。 索敵範囲外からの奇襲だったから仕方ありません」
「けど……」
「仕方なかったのです。 次謝ったら怒りますよ?」
「…………」
「ユーリさんも私も生きています。 だからハッピーエンドですね」
「……まだなにも終わってないけどな」
言いつつアマリの横顔を覗く。
そこに邪気はなく、不満の色も見えなかった。 危険な状況を脱した安堵も、見えなかった。
「なあ、アマリ」
「はい?」
「お前は……」
言いかけた言葉を飲み込む。
歪んだ光彩を放つ目が、これ以上踏み込むなと語っていた。 その瞳が言葉よりもわかりやすく拒絶を突きつけていた。
友情は望むべくもなく、親愛は一毫たりとも存在しない。 触れるなと言う意思表示だけが映り、ユーリをひたすらに突き離す。
だが、それに従ってやるほどユーリは優しくはなかった。
それに従えないほど、ユーリは甘く、お人好しだった。
「お前はいつまでキャラを演じるつもりなんだ?」
答えは、歪に歪んだ笑みだった。
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