暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
憂いの雨と陽への祈り
それは雨の止まない
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ら僕は屋根の上から身を躍らせる。
 空中にいながら隠蔽を解除。 赤い人と3人組との間に降り立った。

 「な、なんだてめえは!」
 「なにって言われるとなんだろうね。 うん、まあとりあえずあなたたちの敵って言うのは間違いないかな」
 「ガキはすっこどるぁ?」
 「え?」

 僕は呆然と呟いた。
 いや、別にリーダー格らしい男の奇声に驚いたわけではない。 僕が驚いたのは、背後から僕の髪を掠めつつギリギリで顔の真横を槍が通過して、それが寸分違わず男の顔面に炸裂したからだ。 いやもちろんアンチクリミナルコードの防壁で直撃はしてないんだけど、それでも衝撃(ノックバックに加えて精神的な意味合いを含めての二重の衝撃だろう)で男は尻餅を突く。

 「おじさんたちがこの辺りでハッチャケてる女の敵でいいのかね?」

 ニヒヒとでも笑いそうな声で気取った語り。 切羽詰まった状況にいたはずの彼女が誰よりも楽しげに、そして誰よりも怒っていたらしい。 その声に内在している怒気を察するのは容易かった。

 「いやーアスナから噂は聞いてたけど、まさかホントにいるなんてね。 ワンコを捕まえに来たはずなのに変なの捕まえちゃうとはこれいかに? なーんてね」
 「てめえ、は……?」
 「呼ばれてないのに即参上! 稀代の名探偵にしてアル(スター)流槍術の使い手、ウルトラシィちゃんここに推参!」

 ……あの、帰ってもいいですか?
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