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ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
幻影の旋律
燐ちゃんの憂鬱
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覗くなんてことは、普段であれば絶対にしない。 だと言うのに実行してしまったのは単に……
「これであのデータは……」
「ああ、約束は守るさね。 ほら」
「……コピーは?」
「持ってるはずないだろう?」
「コピーは?」
「だから持ってないさね」
「コ ピ ー は ?」
「ああもう、抜け目ないねぇ……」
明らかに渋々といった調子でリゼルが差し出した記録結晶と幾つかのチップを回収すると、リンは迷うことなく踏み砕いた。
そこに収められていたのはヒヨリの入浴シーンの画像データだ。 撮影者はもちろんリゼルであり、今回の悪行をする上での取引材料だった。 この記録を抹消するためだけにリンはリゼルに協力し、レイも傍観を決め込んだのだ。
このデータを公開するなどと、もちろん脅しであって実行するつもりはないだろう。 けれど、リンにとってそんなデータが存在している事実がそもそも許せなかった。
結局は我意だ。
故に言い訳はしない。 言い訳はしないが、それでもリンは誓った。
《どこかで会ったら飯でも驕る》と。
「へへへ、そうかアマリはガーターか……へへ、グヘヘ」
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