暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
幻影の旋律
ラスボス現る
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ニコリと笑って言い放った僕の言葉に、その場の全員が凍りついたように固まってしまう。 はて、何かおかしなことを言っただろうか?
相変わらずいつも通りなのはアマリだけで、既に《でぃーちゃん》を構えて準備万端だ。
「えっと、一応確認するけれど、誰と誰が戦うって言うのかしら?」
「そんなの決まってるよ。 僕たちとクーネさんたちが、だよ」
「……戦う理由がないわ」
「んー、じゃあ戦う理由を作ろっか?」
クスクスと笑いながら、まずは最も与し易いリゼルさんに近づく。
あからさまに警戒しているけど、それでも退かないところはさすがと言えるだろう。
「な、なにさ。 アタイは絶対にやんないよ!」
「僕を1日だけ着せ替え人形にしていいーー「よしやるぞ??」
食い気味の了承である。
コスプレさせることに並々ならぬ執念を燃やすリゼルさんらしい即答だ。 さすがはリゼルさん。
「ちょ、リゼちゃん! もう完全にフォラスの思う壺だよ!」
「うるせえ! フォラスがやりたいって言うなら付き合ってやるのが友達だろうが!」
「かっこいいこと言ってるけど、自分の欲望に忠実すぎるよ!」
「猫耳メイド、ミニスカ巫女、体操服、セーラー服、裸エプロン……グヘヘ」
「思考がダダ漏れだよ!」
「ええい、うるせえぞ、レイ! もちろん、あんたも参加だよなぁ! ああん!」
「ボクは絶対にやらないからね!」
リゼルさんを止めようと頑張るレイさんの横でポソリ。
「超激レアの強化素材詰め合わせ」
「ボクもやるよ!」
「レ、レイさんまでフォラスさんに踊らされていますよ!」
次いで止めに入ったニオちゃんにもポソリ。
「勝てたら《ニオちゃん》から《ニオ姉》に」
「さあ、やるからには勝ちましょう!」
「ニオまで?? 悪いけどフォラス君。 私たちに明確なメリットがーー「あれ、クーネさん最近太った?」ーーええ、いいわよ。 そこまで言うならやってあげましょう」
さあ、これで戦乙女組は陥落だ。 全く以ってちょろい限りである。
次はリンさんたちだけど、この人たちはどこをどう攻めれば落ちるだろうか? クーネさんたちとは付き合いが長いからわかるけど、今日初めて話した面々の弱点は未知数だ。
さて、どうしたものか……
「私は戦ってもいいよ」
「はい、私もです」
「え?」
僕がなにを言うでもなく、ヒヨリさんとティルネルさんが参戦を表明してくれた。
それは確かに嬉しい誤算ではあるけど、どう言うつもりなのか全くわからない。 2人の雰囲気から、まさか戦闘狂なんてことはないだろうに。
と、解答は意外にすんなりと教えてくれる。
「だって、お友達と遊ぶのって楽しそうだも
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