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幻影の旋律
反逆の咎人
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るだろう。
そんな最悪が起こり得る可能性はコンマ以下だとは思うけど、それでも危険であることに変わりはない。
「別にここで退いてもチキン呼ばわりはしないよ。 むしろ、冷静に考えればそうするべきだしね。 僕とリンさんは所詮他人だ。 ヒヨリさんとティルネルさんも、結局は偶々ダンジョンですれ違っただけの関係だし、クーネさんたちみたいに僕の友達じゃない」
「…………」
「ここが
引き返せなくなる最後の分岐点
(
point of no return
)
だと思うよ。 ここから先は黄泉への門が待ち受けてるかもしれない。 僕はね、リンさん。 リンさんがキリトからどう聞いてるかは知らないけど、僕はアマリと友達以外、どうなろうと知ったことじゃないんだ。 たとえ僕の巻き添えでリンさんたち3人が死のうが痛むような心は持ってない。 責任も感じないし、悲しみもしない」
「…………」
「それでもリンさんたちはこの先に進むのかな?」
それは、壊れた僕にできる唯一にして最後の忠告。
けれどリンさんは、そんな僕の忠告を鼻で笑った。
「勘違いするな。 俺はお前たちのクエストのために力を貸してるんじゃない。 俺の仲間を危険に晒した礼を奴にするだけだ」
淡々としたリンさんの宣言。
僕の忠告はあっさりと返され、しかも僕が拒絶できない理由を持ち出されては降参するしかない。
リンさんの報復はリンさんだけのもの。
外野である僕にとやかく言う権利はないし、とやかく言う義理もない。 それでもかっこつけられたままで終わるのも癪なので僕は皮肉と嫌味と挑発を投げる。
「リンさんって、もしかしてツンデレ?」
「なっ……」
いつもは冷静な顔に差した朱色は怒りか憤りか……
まさか、図星だったからなんてことはないよね?
リンさんの意思確認を終えた僕は、サラマンダー戦の無茶をクーネさんにお説教された。 予想通りすぎる展開には苦笑いしか出ないけど、それでも僕たちを心配してくれてのことなので文句はない。 まあ、アマリは途中から僕の膝を枕にして寝ていたけど。
そんな僕たちの横でレイさんは全員の武器や防具のメンテナンスをしていたらしい。 四天王戦で全員の武器と防具の耐久値がとんでもないことになっていたので、万全を期すための準備としてはやらないといけないことだろう。
ちなみに今回出番のなかった雪丸は元より、僕のエスペーラスとマレスペーロは殆ど損耗がなかったので除外。 アマリのでぃーちゃんもフル強化で耐久値がバカみたいに上がっているので必要ないとのことだった。
布や革系の防具類に関してはリゼルさんの担当だったけど、レイさんよりも早く終わらせてニオちゃんを愛でるため、マッハで終わらせたそうだ。 変態姐御恐るべ
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