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ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
幻影の旋律
お人好しとの談笑
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?」
「わわっ、フォラス君がメイドさんだよ、燐ちゃん」
「うー、うるさいですよー」
「ニオちゃん、ニオちゃん……私、年上なのに……」
「あはー、フォラスくんがメイドさんですー」
「フォラス! 頼むから1枚だけ撮らせてくれ!」
「うがー、メンテが終わらないよー!」
「スリスリダキダキするですよー」
「フォラスさん、手伝ってください!」
「だー、お前ら落ち着け!」
クーネさんとヒヨリさんの合流、そしてアマリが起きたことによって、場が更にカオスと化してきた。
正直に言おう。 滅茶苦茶楽しい。
「さて、まずはこれからの方針を決めましょう」
混沌に満ちた休憩時間と食事を終えた僕たちは、クーネさんの切り出しでようやく真剣な話しを開始した。
そこで真っ先に口を開いたのは僕だ。
「みんなはどうするか知らないけど、僕たちはこのクエストを譲るつもりはないよ」
「それは絶対に、かしら?」
「うん、絶対に。 ヴェルンドさんと約束したしね」
「わかったわ。 ねえ、リン君。 あなたはどうするの?」
あっさりと頷いたクーネさんの矛先が、今度はリンさんに向かう。
この一幕はつまり、クーネさんが中立の立場を宣言したに等しい。 どう言う経緯と目的でかは知らないけど、元々はリンさんたちに同行していたと言うのに、だ。
とは言え、それを薄情だと責めることはできないだろうし、リンさんも責めるつもりはないらしい。 軽く頷くと苛立ちもない素の声音で答えを返した。
「俺たちはクエストを破棄する」
その予想外の答えに驚いて固まる僕を半ば無視する形でリンさんは後ろを振り返る。 そこにいたのはヒヨリさんとティルネルさんだ。
「ヒヨリはそれで構わないか?」
「ほえっ?」
「……話しを聞いておけ。 クエストを破棄して良いか聞いたんだ」
「えっと、うん?」
「その首の傾げ方は何もわかってないだろうが、まあいい。 ティルネルもそれで良いか?」
「ええ、もちろんです」
「いや、ちょっと待ってよ」
この人たちは一体何を言っているんだろう?
リンさんたちが受けているクエストは、ほぼ間違いなく未踏破の隠しクエストのはずだ。 未踏破クエストは《誰も知らないリソースの宝庫》と言うことに他ならない。 クエストは誰かがクリアした時点で次が発生しないものもあり、高度なクエストであればあるほどその傾向は顕著になっていくし、クエストの成功失敗問わず再挑戦不可、なんて言うクエストだってある。
攻略組トップクラスと言って過言ではないほど優秀なステータスを有する僕たちだからこそここまで簡単に進んでいるけど、それでもこのダンジョンの難易度は異
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