暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
幻影の旋律
交わりの時来たれり
[6/6]
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
けではないのだろうけど、中々の強敵だ。
それに対するプレイヤーは、相反する色調の2人だ。
1人は白。
手に持つ純白のレイピアは息を呑むほど美しく、着ているコートもまた白い。 僕とは比べものにならないけど軽金属装備のプレイヤーで、とんでもないスピードで相手を撹乱しつつ相方が作った隙を的確についている。
そして、その相方は黒。
腰に差された一振りの片手剣。 細身の身体に纏う黒と紫の軽装。 その下のインナーはピッチリしていて、いくら妻帯者とは言え男の子な僕には若干刺激が強い。 そして、その手にある武器は、SAOのプレイヤーが持つはずのない
弓
(
・
)
だ。
白い少女に前衛を任せ、黒のお姉さんが弓で後方から支援する。
SAOの常識に当てはめればいっそ異常と言っていい光景だけど、僕はその2人を知っていた。 そして、彼女たちも僕を知っているだろう。
直接の面識はない。 けれど、ボス攻略の際によく見かける顔なのだ。
確かキリトと仲のいいとあるお兄さんとチームを組んでいるはずだけど、今のところ彼の姿は見えない。 となると、僕と同様に相方と離れ離れにされたと見るべきだろう。
よりによって攻略組かー
そんな僕の気落ちを知ってか知らずか、戦闘は既に佳境に入っていた。
プレイヤー側のピンチと言う、考えられる限り最悪のシチュエーションで……
「あーもう!」
一瞬の逡巡の直後、僕は岩陰から飛び出しつつ、しまっておいた雪丸をストレージから呼び出した。
僕の見ているところでは誰も死なせない。 ただ、そのためだけに。
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ