暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1814話
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 アクセサリーの一件があってから数日……既にカレンダーは3月となったのだが……

「ま、3月になったからって急に暖かくなる筈がないよな」
「当然でしょ。言っておくけど、電気ストーブとかはまだしまったら駄目だからね」
「……お前達、相変わらず暢気でいいな」

 現在は午後11時50分。
 現在俺の部屋にいるのは、俺、ゆかり、荒垣の3人だった。
 何だかんだと、結局荒垣は俺達と一緒にタルタロスに挑む事にしたのだろう。
 面倒見がいいツンデレ……これが女ならまだしも、男だとどこに需要があるのかは分からない。
 ああ、でも荒垣のような男は何だかんだで人気が出そうではあるよな。

「とにかく、今日は久しぶりのタルタロスの攻略だ。準備はいいな?」

 そう告げ、ゆかりと荒垣を見る。
 ゆかりは左手の人差し指に魔力を高める指輪を嵌めており、荒垣は左手の手首に力を高める腕輪を嵌めている。
 当然俺も、右手の手首には運を高める腕輪を嵌めていた。
 また、ゆかりはどこから入手したのか銃のホルダーを腰に付け、そこに召喚器を収めている。
 矢筒を背負い、ショートボウを手に……ぶっちゃけ、俺達3人の中で最も重武装なのはゆかりだろう。
 荒垣は相変わらず戦闘はしないつもりなのか、本人は腕輪以外に何か装備している様子はない。
 それは俺も同様で、腕輪だけを装備している。
 いやまぁ、俺の場合は必要なら空間倉庫からすぐにゲイ・ボルグを取り出す事が出来るしな。
 本当の意味で持っている装備を考えれば、当然俺より重武装の奴なんてこの世界にはいないだろうけど。
 何しろ、俺にはニーズヘッグを含む人型機動兵器もあるし……何より、空間倉庫の中には実は未だにSEED世界で入手したジェネシスがある。
 あの大きさの物質を上空から落とせば、それこそタルタロスだってそのまま破壊されるんじゃないだろうか。
 影時間だから、ジェネシス本来の使い方は出来ないだろうけど。
 いや、それ以前に俺1人でジェネシスをどうこう出来る訳がないというのが正しいか。
 今の俺がジェネシスを使うのであれば、それこそコロニー落としの如くジェネシスを落とすしかない。
 ……うん? 何だか一瞬対董卓連合とかいう言葉が脳裏を過ぎったか……まぁ、それはともかくとして。
 影時間に機械の類が動かないのであれば、もしかしてサラマンダーとミロンガ改、そして何よりニーズヘッグも動かなかったりするのか?
 今度、タルタロスの探索を休む時、ちょっと試してみた方がいいか。
 ああ、ついでだしゆかりも誘ってみるか。
 俺の正体を知らない荒垣はともかく、ゆかりは俺が異世界から来たと知ってるしな。

「今日は久しぶりのタルタロスだし、攻略する階層を進めるよりは腕ならしをするって事でいいか?」

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ