暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
1813話
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価値しかない。
 このペルソナ世界では、ペルソナとか魔法とかマジックアイテムとかあるんだし、とにかく金の延べ棒を作り出す事も可能かもしれない。

「マジックアイテムは欲しいけど、普通に買って桐条グループにこっちの事を知られる訳にはいかない。そうである以上、多少の出費は仕方ないだろ。……正直、ちょっと多すぎたかもしれないとは思うが。まぁ、その場合は次に強引に買う時は今回の金の延べ棒から代金を引いて貰うさ」
「あのなぁ……いや、アルマーにこういう事を言うって時点で俺が間違ってるのかもしれないが。それで、何で俺を呼んだんだ? まさか、自分の悪事を自慢する為って訳じゃないだろ? 桐条グループの方に何かしろってんなら、無理だぞ」
「いや、違う。俺も荒垣に桐条グループをどうこうして貰おうなんて思ってないさ。今回お前を呼んだのは、入手した指輪と腕輪の性能についてだ」

 そう告げ、指輪を1つと腕輪を5つ、空間倉庫から取り出して、テーブルの上に置く。
 その中で、腕輪の1つを手に取り、テーブルの端の方に寄せる。

「この腕輪が使用者の防御力を高めてくれる代物だというのは、分かっている。また、ここには出してないけど、もう1つの指輪が魔力を上げるというのも分かっている。だが……それ以外。他の指輪と腕輪がどんな効果を持っているのか、全く分からないんだ」
「……で、俺に聞こうってか?」
「ああ、桐条達と一緒に行動していた時に、その辺りを聞いてなかったかと思ってな」

 そう告げると、荒垣は不機嫌そうにテーブルの上を見上げながら、口を開く。

「ああ、知っている。俺自身が同じようなのを桐条から借りていた時もあれば、そういうのがあるって話を聞いた事もあるしな」

 これ以上俺に何を言っても無意味だと思ったのだろう。
 やがて荒垣はテーブルの上の指輪に手を伸ばす。

「この指輪は、確か装備している者の生命力って言えばいいのか? それを上げる。こっちの腕輪は力、速度、魔力、運の順番に上がる能力だったと思う」

 荒垣の説明の中で、一番気になったのは運の上がる腕輪だ。魔力の方も気になるが、それより、やはり運だろう。
 そもそも、運ってのは何なんだろうな。
 力とか速度なら、分かりやすい。
 だが……運? 悪運と呼ぶべきものにはこれ以上ない程認められている身としては、非常に気になる。
 そもそも、力とかならある程度自分でもどのくらいの力なのか確認出来し、速度とかも足の速さとか瞬発力とかを計測すればすぐに理解出来る。
 だが……それが運となれば、どうやって確認すればいいのやら。

「それと注意事項として、どういう理由かは分からないが、1人につき1つしかこの装備は効果を発揮しない」
「つまり、生命力を上げる指輪を嵌めた後で、他の腕輪を嵌
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