ペルソナ3
1812話
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は絶対に人を傷つけたくはないと思っているが、俺は必要がないなら、出来れば人を傷つけたくないという感じだ。
それは逆に言えば、必要があれば人を傷つけられるという事を意味しているのだ。
この辺りは、これまでの人生経験の違いだろうな。
何故か俺の人生、常に戦いと共にあった感じだし。
ぶっちゃけ、平穏な日々だったのは前世の記憶を取り戻してから暫くくらいじゃないか?
結局ある程度時間が経った頃、テロに巻き込まれたが。
一応向こうの世界のリョウトが死んだあの件は、テロになるんだよな?
どこぞの腐敗政治家だか軍人だかが関わっていた筈だが……やっているのは、間違いなくテロだったし。
そして士官学校に行き、そこでは軍人になる為の訓練を受け、シャドウミラーにスカウトされ、反乱を起こし……うん、色々な意味で俺は戦い続けてきたと言えるだろう。
ともあれ、そんな俺とちょっと前まで一般人だったゆかりでは、当然のようにその辺の考えが違っているのだろう。
「分かった。なら、これから荒垣に電話して、話を通してみる。……もし指輪や腕輪にもっといい効果があったら、そっちを身につけて貰う事になるかもしれないけど、構わないか?」
『ええ、それは別に構わないわ。……ただし、今度は妙な勘違いをさせないようにしてよね』
「妙な勘違い?」
『っ!? な、何でもないわよ。それより、荒垣さんに連絡を取って効果が分かったら、私にもきちんと教えてよね』
そう告げ、ゆかりは通話を切る。
……何だ? 最後はかなり忙しいというか、急いでいた感じだった。
ともあれ、荒垣に電話をしてみるとしよう。
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