暁 〜小説投稿サイト〜
短編集
その他原作
ウルトラマンタロウ×比企谷八幡2
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初

 「ククク、我が名はヒッポリト星人!今から貴様を倒す者の名だ!」

 アパテー、そしてアルギュロスの身体が溶け、融合。
 数瞬の後、新たな金属生命体『ミーモス』が誕生。
 だが、そのミーモスの身体が突然歪み、また人型に戻る。

 (っ!コピーした、だと!?)

 そう、ミーモスの身体はタロウを模していた。
 ニセウルトラマンタロウは口角を歪めると構えを取り、タロウ目掛け走り出した。
 対するタロウもニセタロウ目掛け走り出し、飛び蹴りを繰り出す。
 だが、ニセタロウはその飛び蹴りをチョップでたたき落とすと、地面に転がったタロウを蹴り飛ばす。

 「ぐ、うぅぅ!」

 ニセタロウから離れ、立ち上がったタロウのカラータイマーは既に赤く点滅を繰り返しており、危険な状態になっていた。
 早く勝負をつけるため、タロウはストリウム光線を放つが、ニセタロウもストリウム光線を放ち、タロウは競り負け、大ダメージを負った。

 (こうなったら!)

 カラータイマーの点滅が早くなる。
 このままでは負けてしまうと考えたタロウ。
 隠していた切り札を切る時が来た、いや来てしまった。

 「ウルトラダイナマイト!!」

 掛け声とともに両腕を組み、腕を開く。
 そして、胸を張るとタロウの身体が炎に包まれる。

 「デェェェェェェェェアァァァァァァァァ!」

 ニセタロウ目掛け、突進。
 迎撃するニセタロウの攻撃を物ともせず、組み付くと大爆発を起こす。
 爆炎の目の前に肉体を復元させたタロウが現れる。
 そして、地面に降り立つと苦し気に胸を押さえた。
 タロウのカラータイマーが赤く点滅を始めた段階でこの技を使用したためだ。
 タロウのカラータイマーは激しく点滅を繰り返しており、このままでは危険な状態であることが見て取れた。

 「フフフ、最早貴様にこの私を倒すことなどできまい!」
 「お前を倒す時間ならある!」
 「やってみろ!」

 タロウは早期決着をつけるためストリウム光線を放つ。
 だが、光線を放つ前にヒッポリトカプセルがタロウを覆い、上からヒッポリトタールを含んだ煙が降りてきて、タロウを徐々にブロンズ像化させてしまう。
 タロウはなんとかカプセルを破壊しようとするが壊せず、為す術もなくブロンズ像になってしまった。

 「ククク、ハハハ!ハーッハッハッハッハ!これで邪魔者はいなくなった!地球人類よ!我ら、宇宙侵略連合にひれ伏すがいい!」

 その言葉と共に地球防衛軍上層部やテレビを通じて掛けられていた洗脳が解け、ほとんどの人間が狂乱に陥った。
 狂乱に陥った人間たちの姿を見て、ヒッポリト星人は笑みを浮かべ、復活したミーモス(ニセウルトラマンタロウ)と共に姿を消した。
 守護者の
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ