『支離滅裂』
[8]前話 [2]次話
息を止めた。真っ白な息が形に成って、なんだか無性に虚しく思えたから。
エーデルワイスが見てみたくて山なんて来てみた。こんなとこに無いって解ってるのに何やってんだろ。今なら死ねるかな。
ふと流れた雫に気付く。何に対しての涙なのか解らない。何より大事なものなんてのはもう無いってのに。
忘れないよ。いつかどこかでまた逢えるって信じてるから。死んでしまったなんて信じない。
それなのに、こんなとこで貴女の好きなエーデルワイス吹いてるよ...。
だって此のリコーダーの音が好きって言ってたから。今迄になく真面目に吹いたりして笑えるよね。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ