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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0152話『旗風の鎮守府散歩』
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わたくしの前に着席しました。

「あっ……! 春姉さんに神姉さん、おはようございます」
「おはよう、神風と春風の姉貴」
「おはよう、二人とも。それにしてもまた朝風に起こされてしまったわね」
「ふふ。そうですわね、神風お姉様」

神姉さんはどこか眠そうに、春姉さんはそんな神姉さんを微笑ましい表情で見ています。
そして最後に朝姉さんがさらに遅れてやってきました。

「あー……もう。なんでみんなこんなに朝に弱いのかしらねー?」
「朝風の姉貴……姉貴を基準に置かない方がいいと思うよ。姉貴は五時過ぎには起きているじゃないか」
「そうよ! だって早起きは三文の得よ!」
「もっと他の者にも配慮した方がいいと思うんだ」
「なによぉ……」

それでいつも通り朝姉さんと松姉さんが言い争いを始めました。
神姉さんと春姉さんは二人とも「仕方ないわね」と言った感じの表情を浮かべていますけど敢えて無視して朝食を食べ始めていますね。
それでわたくしもそれに倣って食事を食べ始めました。
うん、やっぱり美味しいです♪






それから姉さん達と楽しい食事を終わらせた後にわたくしは執務室へと向かいました。
一回扉をノックした後に、

「旗風、入ります」
『どうぞー』

中から大淀さんの声が聞こえましたので入らせてもらいました。
そこでは今日の任務を確認しているのか司令が資料とにらめっこをしていました。

「旗風、おはよう」
「おはようございます、旗風さん」
《おはようございます、旗風さん》

司令と大淀さんと榛名さんに挨拶をされたのでわたくしも「おはようございます」と返しておきました。
それにしてもまだまだ榛名さんの事は慣れない気分ですね。
ここの鎮守府ではこれが普通なのだそうですけど初めて見た時は思わず悲鳴を上げそうになりましたから。

「今日はどうしたんだい? 神風たちは一緒にいないみたいだけど……」
「はい。今日は兼ねてより考えていました鎮守府の中をお散歩してこようかと思いまして、司令に相談に来ました」
「そう言う事か。でもわざわざ私に確認しなくてもいつでも周ってきてもいいんだぞ?」
「はい。ですが他の寮や訓練場など色々な方がいますと思いましたので……」
「そうか」

それで司令も納得したのだろう、「それなら気兼ねなく周って来なさい」と承諾してくれました。
わたくしはそれで「ありがとう存じます」と言って執務室を後にしました。
そして散策を開始しました。
それで色々と周っているのですけど空母寮などは一番和風な作りが多く見られましたので日向日和にはちょうどいいかもしれないですねと思ったので鳳翔さんにたまに来てもいいですか?と話をしてみたら、

「いつでも来ても構いませんよ。ここには
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