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グランバニアは概ね平和……(リュカ伝その3.5えくすとらバージョン)
第105話:因果と言う言葉がある。ヤればデきる。そこんところ解ってる?
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のか解らなくて……マリーに相談して……お父さんにも相談して……それで……ゴメンなさい」
「リューノが謝る必要無いんだよ。ウルフが欲望を満足させる為だけに、性欲の全てをお前の中に流し込んだ結果なのだから」
『お前が言うな!!』って表情を浮かべながらも、事態の深刻さに狼狽えて何も言えないウルフ君。
「それでウルフは如何したいの?」
「ど、如何したいって……如何いう意味ですか?」
子供を産ませるか産ませないかって意味かな? 産ませないって選択肢は嫌だな……
「認知するのかしないのかだよ。リューノの父親として、子供を産ませることは絶対確定だけど、今をトキメク宰相閣下は認知したくないって選択するかもしれないだろ。女なんて他にも大勢居るのだし、孕んだ中古物件なんてポイ捨てして、財産も父親の愛情も分け与えずエリート街道を爆進するって事も……」
「お前、何俺を最低男に仕立てようとしてんの!? そんな事する訳ねーだろが!」
そりゃあしないだろうけど、じゃぁ如何するの?
本当は服を着替えに行きたいのだけれど、この騒動が気になってこの場から離れられない。
「……え〜っと……その〜……ちょ、ちょっと待って」
チラチラとマリーの事を気にしながら、ウルフ君は頭をフル回転させながら今後の事を考えてる。全てを丸く収める選択肢って何だろうね?
「……リューノ……その……け、結婚……しよう」
「え!?」「えぇぇ!?」
何を如何考えた結果かは解らないけど、ウルフ君はリューノの瞳だけを見詰めてプロポーズを敢行する。当然プロポーズされたリューノは驚くし、先に付き合ってたマリーも凄く驚いている。
「い、いや……ダメよ……まだ学生だし……マリーも居るし……」
マリーに遠慮してなのか、今はその気が無いだけなのか、リューノはウルフ君からのプロポーズを拒絶。
「だ、だが……俺は責任をとらないと!」
「……………」
「せ、責任って……」
「べ、別に責任問題だけで結婚したいと言ってるんじゃない……リューノの事が好きだからではあるぞ!」
「……………っ」
激しく狼狽えるウルフ君はリューノとの結婚を頑なに決意し、マリーの事が気になるリューノは彼のプロポーズを素直に受け入れられず、どちらにも遠慮して何時もの我が儘を言えないマリーが苦しそうに顔を顰めてる。
他人
(
ひと
)
の修羅場って……何か退屈。
家に帰ってアミーと戯れようかなぁ……
チラッと父さんに視線を向けて、僕は帰って良いのか確認する。
すると父さんは小さく首を横に振り、この状況を見守るように黙って指示する。
……面倒臭いなぁ。
注目の3人に視線を戻すけど、
先刻
(
さっき
)
と変わらない感じで言い争っている。
ウルフ君はこの状況を覚悟した上で、2人の女性と付き合
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