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俺のペットはアホガール
その四「人見知りガール登場!」

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あさ〜




イエーイ! 朝だよー! 朝って理由なしにテンション…アガルよねー!

「きゃほーい!」

「廊下走るなアホ。また校長に叱られるぞ…」

はぁ…と深いため息をつきつつ、ワタチを心配してくれるのは幼馴染のあっくん!

顔が怖いし言葉遣いが乱暴すぎてワタチとイラちゃんしか友達がいないぼっち!

でもダイジョウブ! ワタチがいるから! 

「ワタチがいればたとえ友達0人説のぼっちでもダイ…「うるせぇ」

「ゴブゥ」

分厚い辞書の角で頭をチョップされまちた。イタイ? そんなことないよ! だってこれは不器用なあっくんなりの愛情表現だから!

ガラッ

「………」

「あっ! 待ってあっくん!」

教室へ入るあっくんを追いかけてワタチも入る。

「……お、おはよう……終殿…」

「あぁ…緑屋か。おはよう」

んん? あっくんに話しかけているフードを被った女がいるぞ? あれは〜たしか〜

「あー!! しおちゃんだーー!!」

「や……やぁちよ子、おはよ「おはよーーーしおちゃん!!」

アスパラガスみたいでちゃくて可愛い女の子、みどり……なんとかしおちゃん! ワタチの友達だよ♪

※正しくは「緑屋 詩緒(みどりや しお)」ちゃんです。友達ならちゃんと名前覚えてあげなよ!

「しおちゃんは今日もかわゆいですね〜」

しおちゃんに抱き付き顔をすりすり〜。

「………ちよ子…近い! …あとなんかクサイ! フードが取れる!」

しおちゃんは被っているフードを取られるのをどうしてかすっごく嫌がる。そんなに嫌がられると〜取りたくなるのが〜

「人情ってもんだよね!」

※違います。

バシッ

「あ……あれ?」

フードを取ろうとした腕をしおちゃんに捕まれちゃった…。ふーんだ! まだもう一本ワタチには残されているもんね!

ガシッ

「わ〜お……」

もう片方もしおちゃんに捕まれちゃった。……こうなったら!!

「頭突きだぁぁぁ!!「……ちよ子」

「なに? しおちゃん♪」

「僕のフードを取らないでくれ。……とりま、殺されたいのかな?」

ニコリ。

ふぉぉぉぉぉおおおおお!!!!




その日、初めての見た、しおちゃんの笑顔は決して忘れない

                           覚えているかぎり!!



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