第一部 ケイオスクルセイダーズ
名状しがたい幕間の物語のようなもの
17.お酒曰わく酔えよカオス(前編)
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
〜夕方〜博麗神社
「櫓だぁぁぁぁ!!」
「酒だぁぁぁぁ!!」
『宴だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!』
『うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!』
「「…………何?これ?」」
「早苗!さっきぶりなんだぜ!」
「あ!魔理沙さん!さっきぶりです!ではでは」
「「かんぱーい!」」ゴクッゴクッゴクッ
「「プハァー!!」」
「うめー!やっぱり櫓と喧騒に囲まれた宴の酒は最高だぜ!」
「って、二人ともちゃっかり酒飲んでるけど最初の何!?全く意味わからなかったんだけど!?何あの騒ぎ!?」
「あ、未成年飲酒は置いとくんだ」
最初の騒ぎようは宴慣れしている魔理沙や早苗からしても異様な騒ぎようだった。それもそのはず、この宴には今回の異変関係者だけではなく、それ以外の人たちも集められている。騒ぎたい奴、酒を飲みにきた奴、最近幻想入りしてきた二人を見に来た奴、生徒指導など来ている連中や理由は様々、幻想入り二人を唖然とさせるくらい騒げる奴らが大勢いる。
それはそうだろう。とすでにHかだれかに制裁を加えたのか額からシューと煙が出てる慧音が立っていた。
「何せ、今や一大勢力の一角と言っても過言ではない紅魔館を下し、その中に新入りが二人もいるんだからな」
「え?幻想郷に勢力なんてあったの?てか、その設定いつまで続くの?」
「そのメタ発言やめよっか丞一」
「いっとくがこれはお前らの歓迎会もかねているからな………………ところで迅、君も是非家の寺子屋でバイトを」
「うちの職場はそんなにも人手不足なのか」
迅は丁重にお断りしつつほかのところへ向かっていった。そこへ脱兎のごとく、いや獲物を見つけた隼のごとく丞一たちの元へ向かってくる人影が一人。
「おやおや丞一さん、ここであったが百年目。是非取材に」
「制裁を喰らいたいか?文」
「因みに、それはどんな内容で?」
「フォーク滅多刺しだ」
「わーお。なまらすんげーディープな処刑ですね」
彼女は射命丸 文。『文々。新聞』を刊行している、『清く正しく』というなまら胡散臭いモットーを掲げたマスゴm、ゲフンゲフン。マスコミだ。
鴉天狗という種族の天狗であり。妖怪である。
「おい、文。お前また変な記事上げやがって」
「間違ったことは言ってないじゃないですか!」
「尾ビレ背ビレ胸ビレがついて泳ぎ出してんじゃねーか!おかげでしばらく寺子屋で『せんせーって人外なのー?』純真無垢なる生徒たちに言われるハメになったんだぞ!案外来るからな!」
「確かに捏造はしないと言いました。ですが誇張はしないとは言っていません!まさに、言葉のマジック!」
丞一はフォークを取り出す。その速度は光を超えた。もはや丞一を止められるものは
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ