第十八話 素材その九
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「さもないと手遅れになるしな」
「折角この島の学問における重要な場所だからね」
「頭だな、要するに」
「そうだよ、デルフォイと並ぶね」
「頭にがん細胞が出来たらな」
つまり脳腫瘍だ、極めて深刻な病である。
「早いうちに何とかしないとな」
「死ぬからね」
「そうそう、それでな」
「早く何とかしないとな」
それこそとだ、久志は源三にあらためて言った。
「その連中は」
「その通りだよ、けれどね」
「すぐに出来る話じゃないな」
「政治の話になるね」
「そうした連中はさっさと大学からも街からも追い出して」
ここで久志が言う彼等への処罰はというと。
「死ぬまで荒れ地うへの開墾させるか」
「強制労働だね」
「普通に死刑にしたら駄目だろ」
「死ぬまでに苦しませるんだね」
「学校の教師は腐った奴多いからな」
現実の世界での話だがこの世界でもそうだろうということでこう言った。
「だからな」
「そうすべきだっていうんだね」
「ああ、一日辺り十八時間で週七日か」
「確実にすぐに死ぬね」
「死なせる為にもやるしな」
久志は犯罪者の人権は考慮しない性格だ、だからこう考えるのだ。
「それ位でいいだろ」
「某核戦争後の小悪党の領地みたいに」
「ああ、あのキャラは嫌いだけれどな」
「悪党に対しては」
「やっぱり徹底的にしないとな」
その犯した悪行に相応しい報いを与えるべきだというのだ。
「やっぱりな」
「君その辺り厳しいみたいだね」
「どうしてもな、正直自分の今度の顧客はな」
美人で若い後妻を貰った年寄りの金持ちはというのだ。
「確かに腹が立つけれどな」
「リア充地獄に落ちろだね」
「そう思うけれどな」
嫉妬という悪意があることは否定しなかった。
「けれどそういうのさせようとは思わないさ」
「腹上死しろ、かな」
「実際そう思うけれどな」
しかしというのだ。
「別に悪いことはしてないからな」
「奥さんの妹さん紹介してもらって」
「そうしてくれたら何も言わないさ」
「そうなんだね」
「ああ、別にな」
冗談半分での返事だった、実際嫉妬はしていても多少程度で止まっているのだ。
「それ以上はな、というかな」
「というか?」
「俺だったら百歳までな」
意気込んでだ、久志はこうも言うのだった。
「現役でいるぜ」
「百歳になってもなんだね」
「ハーレム持ってな」
「女の子達と遊ぶんだ」
「それで百歳でも子供作るぜ」
「それは凄いね」
「そこまでしてやるぜ」
「百歳で子供就くいったら記録だろ」
源三はその意気込む久志に言った。
「もうそれこそね」
「その記録を作ってやるんだよ」
「上原謙さんや中村富十郎さん超えてるし」
「あの人達もかなりだったけれ
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