62放課後デート二日目
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お友達も一緒だよ、もっと友達呼びたかったら全員奢るよ、カラオケで騒いでも良いし、俺仕事で抜けるから支払い済ませて、皆んなで楽しく遊んどいてよ」
(エエ〜、ヤッダ〜〜)
顔繋ぎなのか、危険性は無いと思わせて接近するホスト、常人のようにガチ告白して即振られるような失態は犯さなかった。
「じゃあ決まり、オトモダチも一緒に食べ歩き、この際、食べてみたい物があったら言ってよ」
チャラい感じも極力抑え、壊れたセンセイが起こした騒動のお詫びにご馳走する名目でナンパ完了したホスト。
基本、栞には「友達が一人もいない」。スクールカースト最底辺同士の互助会的な物はあって、ただ太っているだけの癒し系女子と一緒にいると、デブ専の男に囲まれて一緒に守って貰えるが、他のコミュ障女とは趣味も合わないし、休日に一緒に行動したりもしない。
(栞ちゃんも、コイツのマシンガントークに耐えられるぐらいになって貰わないとね)
純真な少女でも、気がついたらベッドの上で裸で抱かれていて、ガッツリと可愛がられてアンアン言わされて、体が離れられなくなってオスの味を股間のお口で覚えさせられているようなトークテクニックを持つ男。
しかし「メリケンサックの栞さん」は純血の妖狐に快楽堕ちさせられているので、もう普通の人類とは恋愛ができなかった。
昨夜は深夜のフルパワーで抱かれてはいなかったが、今日の夕方に天使の人形が目を覚まして以降に抱かれたので、もう人間としてはダメな方向に転げ落ちていた。
「じゃあ行こうか? カオリちゃんだっけ? カーチャンだったら何かママみたいだなあ? あ、ママちゃんでどう?」
自分の欲望を隠せないのか、栞をママ呼ばわりする男。
最終目的はベッドの中ではなく、ママソックリな子に抱っこしてもらって、頭をナデナデして貰い、今の荒れた生活でもお金を渡して褒めてもらえれば、号泣して母に捨てられたトラウマスイッチが少し解消される。
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