62放課後デート二日目
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野家と領地を分ける地主で、この場を中心にして町ごと城下町。
明治に侵略に来た屯田兵とかを、妖術でミンチスペシャルに変更した城である。
「デケエ」
ヤンキー女も腰を抜かす巨大さ、蝦夷征伐に来た祖先が、妖狐と取引をして妻や夫を迎えて、この地を支配してきた、らしい。
「凄い……」
現在の眼鏡地味子さんは、ユリクマ会でも行方不明になったり、簡単に姿が見えなくなるので佐祐理の膝の上に置かれて、それでも消えるので「首輪とリード」を取り付けられて、佐祐理がリードを引いて「お散歩」させている。
祐一が小学生の女の子にリードと首輪付けて散歩させると、即逮捕案件だったが、バリセメのお姉様が後輩女子に首輪をつけて引き回すプレイ、として何故か周囲も納得していた。
もちろんリードを離した瞬間、警官であろうと術者でも秋子でも、地味子さんを認識できなくなるので、白目剥いて月影先生の髪型になって「地味子、恐ろしい子…」と言う羽目になる。
客人が到着するのは連絡済みだったようで、使用人が迎えに出ていて、歩く体力が無い場合は車で送る用意もできていたが、佐祐理と共に竹林の中を散歩して、竹は矢と弓と槍の材料だったとか、一族郎党が集結して籠城できるように兵糧もあり、壁や瓦にに鏃の材料を混ぜていたなど、物騒な説明を受けながら入城?した。
一夫一妻制になってから倉田家は没落し、一族に妖狐を迎えることもできなくなっていたが、土地と財産だけは未だに存続し、政治家の政治資金として相続税を逃れ、他にも宗教法人の倉田神社もあって、これだけの土地を維持していた。
種牡である祐一クンはテクノブレイク寸前だったが、佐祐理の子の一弥クンが全て相続する。今回は弟や妹も増えるかもしれない。
「さあ、上がって頂戴、皆さん佐祐理の「妹」ですから遠慮しないで」
それを聞いた使用人や家人は「やっぱり」と思い、佐祐理お嬢様には男性との結婚とか無理で、ガチレズバリセメの噂を現実の物として突きつけられた。
それでも何故か忌み子川澄舞と一緒に妖狐を迎え入れて、子種を頂戴したらしいので、メイドとセバスチャンの報告では、今朝お嬢様のお腹に一弥様が再誕して、昨夜の魔物状態ではなく、術を使い果たして簡単に死ぬような弱い生物でもなく、悪鬼羅刹で荒ぶる神の子として生まれてくると聞かされていた。
「「「「「「お邪魔しま〜〜す」」」」」」
入城者は、明らかにお嬢様が引いている首輪とリードを付かられている小学生(眼鏡地味子さん16歳)。
ガチヤンキーで金髪だったが、目つきが穏やかになって「お母さんの顔」をしているヤンキー女。
髪の毛から体幹から、服装髪型に至るまで一部の隙きも存在しない教頭の孫娘。
謎の人物委員長、五時間目だけで世界を救った、らしい。
佐祐理の今年の同級生で眼鏡の三人、栞
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