ハイスクールD×D 照らし出す光
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を使ってミッテルトだけをギリギリチャンバラのステージに引きずり込む。
「ここは、ギリギリチャンバラのステージ?」
「そうだ。ミッテルト、後悔を残すなよ」
パネルからガシャコンブレイカーを選択してAボタンを押して構える。ミッテルトも光で自前の刀を作り出す。
「いいっすね〜、コンティニューが出来ないギリギリチャンバラッスか。ゲームだからこそ真剣に」
「一度しか出来ないからこその楽しみ」
「「燃える」ッス」
同時に駆け出し一瞬の交差、それで終わった。ミッテルトは鮮血を流しながら倒れ、オレのライダーゲージのメモリが減る。タイミング的にはミッテルトの方が速かった。手加減したつもりはない。つまりあの一瞬だけ、ミッテルトはレベル99を超えるだけの力を発揮したのだ。
「オレの負けか」
振り返りミッテルトに近づくとまだ息がある。側に寄って抱き起こす。
「へへっ、ウチの、勝ちッスね」
「そうだな。オレの負けだ」
「やっぱり、ゲームは楽しいッスね」
「ゲームは誰かを楽しませるためにあるものだからな」
「そうっすね。ウチも、随分、楽しませてもらって」
そこまで言った所でミッテルトが泣きながら溜め込んでいたものを盛大に吐き出す。
「ウチは、楽しいことが、したいだけだったのに!!誰にも迷惑をかけずに、ゲームで!!楽しんだだけで堕天させた神なんてクソ食らえ!!堕天使だからって反社会的だと決めつける奴らなんて全部滅びろ!!誰も傷つけたくなんてないのに!!」
そういうことか。この世界のミッテルトは弱くはないんだ。ただ誰も傷つけたくない心が力を発揮させないだけなのだ。オレが死なないと分かったからこその一撃がさっきの斬撃だったんだな。このまま治療するだけならエナジーアイテムの回復を与えれば大丈夫だろうが、それでは完全にはぐれの堕天使になってしまう。ならオレに出来るのは一つだけだ。
「ミッテルト、バグスターとして生まれ変わるつもりはあるか」
オレはプロトガシャットを取り出して尋ねる。
廃教会の前に兵藤君と木場君と塔城さんがいるのを見つけてバイクを側に止める。
「宝生先生?なんで此処に?」
「まあ、君と同じ理由になるのかな、兵藤君」
「オレと同じって、アーシアを?なんでそれを知っているんですか」
「僕の相棒が教えてくれたんだ。ちょっとしたおせっかいかな」
パラドが言うには相手はこちらの話を聞かない狂信者ばかりで治療は不可能だそうだ。だけど、相手は人間だ。命を奪うことまではしたくない。
「さて、ちょっとだけ準備をさせてもらうね」
ゲーマドライバーを装着してマイティアクションXガシャットのスイッチを入れる。
『マイ
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