ハイスクールD×D 照らし出す光
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ったのに!?」
保健室から急に採石場に移動したことに驚いているようだな。
「さっきも言ったけど、知られるだけなら別に放っておいた。だけど、オレ達の日常に干渉するのならゲームを終わらせる」
『おいおい、永夢。巻き込まれる可能性は十分にあるって最初に説明しただろう』
今は僕の中にいるパラドがオレを止めようとする。だけど、今はそれを無視する。パラドは一人ぼっちだったオレの友だちになってくれた。それに厄介事も全部引き受けてくれた。それが嬉しくて、心苦しくて、手伝いを申し出たのに失態を犯した。犯したミスは自分で決着をつける。
『分かった。だが、殺すなよ。余計に面倒が増えるぞ』
分かってる。我儘に付き合ってくれてありがとう。
この世界に転生して最初に思ったのは、あの神は邪神とか悪神とかそういう類の輩だったらしい。確かに注文通りガシャットとドライバーに関する知識を与えてはくれた。そこは感謝しよう。ハイスクールD×Dの世界なのも最初にちゃんと教えてくれた。それも感謝しよう。だが、オレの体はバグスターとして、それもまともな体を構成できないほどの量のバグスターウィルスでしかなかった。あのままなら消滅していただろう。そんなオレは勘頼りに感染できる相手を探した。そして、この世界の宝生永夢を見つけた。
原作同様一緒に遊んでくれる友達を求めていた永夢に取り付き、ウィルスを培養させた。最初は完全に利用してやるつもりだったのだが、永夢は純粋で良い子ちゃんだった。そんな永夢に絆されて、平穏で楽しく過ごせるように脅威を排除するためにガシャットを作成して力を使ってきた。
それでも大学時代に一度だけ事件に巻き込まれ、永夢の目の前でパラドクスに変身して戦ったことから本人も守られるだけでは嫌だということで喧嘩にもなった。オレは戦わせたくない、永夢はオレだけに戦わせたくない。最後にはオレが折れる形でガシャットとゲーマドライバーを作成して渡した。
代わりにゲーマドライバーに細工を施しプロトマイティアクションXガシャットオリジンのコンティニュー機能を搭載した。これは永夢にも秘密にしてある。コンティニュー出来るからと無謀になられては困るからだ。もっともオレがそんな状況には追い込ませない。
十分に鍛え上げもした。大抵の相手に負けはしない。それにハイパームテキエグゼイドが負けることはない。目的を達せないことはあるだろう。だが直接的に負けることだけはない。ハイパームテキエグゼイドはそういう存在なのだ。
衝撃はあるがダメージはない。特殊能力の類を一切受けない。この世界で分かりやすく言えば、神滅具の攻撃をくらおうが吹き飛ばされるだけ、白龍皇の半減は無意味、滅びの魔力も無意味。世界そのもの改変と変身前に潰す以外での攻略
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