0151話『ルイとイタリア艦の食事会』
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な事をしみじみと考えているとパスタを作っていたのだろうザラがお皿に盛ってやってきた。
「提督! 私が作ったイタリアンのパスタ、楽しんでいってくださいね」
「ああ、ありがとうザラ」
それで料理も運ばれてきたので全員で頂くことになった。
そんな中でザラがルイに話しかける。
「……でも、ルイ?」
「んー? なに、ザラ姉さん……?」
パスタを頬張っているのかどこかリスのように見えるルイは少しお行儀が悪かった。
それも見かねたのかイタリアがフキンを使って、
「ほら、ルイ。一かいお口を拭きましょうねー?」
「んー……」
それでなすがままのルイ。
そして綺麗になったのか再度ザラはルイに話しかけて、
「それでルイ。この艦隊に来て少し経ったけど調子はどう……?」
「んー……そうだね。まだ改装がされていないからまだどうとも言えないかなー?ね、Ammiraglio。あたしの改装の目途っていつ頃になりそう……?」
「そうだなー。さっきもいったけど最終改装が出来るような練度に達したら一気に上げようとは思っているけど今はまだ他の潜水艦の練度上げに集中したいからな。もう少し待っていてくれ」
「わかったー」
「提督? 早くルイも活躍できるようにお願いしますね?」
「分かっているよ、ザラ」
そんな話をザラとしながらも食事を進めて行っているけど、
「そういえば、提督?」
「どうした、アクィラ?」
「はい。近々なんですけど、サラトガさんが改二になられるという話を聞いたんですけど……話の信ぴょう性はどうなんでしょうかー?」
「ああ、その件か。なんでも大規模作戦が終了したら実装するという大本営から通知が来ているな」
「なるほどー。そのための今回の大本営が報酬でカタパルトを出したんですね」
「おそらくな」
「なるほどー。海外の空母としては初めての改二実装ですから羨ましいですね……」
そう言ってアクィラはどこか己の事のように頬を染めている。
ここにグラーフがいれば「お前も改二になればもう少しまともになるかもしれないな」とでも言うのか……? 本当に言いそうだから困りものだな。
「ポーラもザラ姉様みたいに改二になって綺麗に成長したいですね〜」
「それじゃまずはポーラは禁酒をしないとね?」
「それは嫌ですぅ〜……」
ザラの速攻のツッコミでポーラはいやいやと首を振って酒瓶を握りしめていた。
「あはは! イタリア艦ではまだザラ姉様しか改二になっていないからこれからが楽しみだね!」
「そうねー。リベもいつ改二になるのかしらね?」
「リベはまだ先かなー? こう考えてみるとドイツ艦って本当に恵まれているよねー。レーベちゃんとマックスちゃんの二人が改二、それでビスマルクに至っては改三なんだから」
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