ペルソナ3
1810話
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の混乱を収めるのに苦労する。
その辺りの面倒さを考えれば、そこまでしてそんな真似をする必要はないだろうと判断するのは当然だろう。
そもそも、シャドウミラーの人材はシャドウミラーを運営するだけの人数しかいない。
いや、今は多少余裕が出てきているが、それでも世界1つを……ともなれば、かなり厳しくなるだろう。
……魔法球があるから、絶対に無理だとは言わないが。
そもそも、その辺りの事情があるから、基本的にシャドウミラーは他の世界を直接占領したりといった真似はせず、こちらに友好的な勢力にその世界を治めて貰うという間接支配的な政策をとっているのだ。
『しょうがない。この件は桐条グループに報告しなければ駄目だろうな。……色々と特殊な技術を持っているんだから、犯人を捕らえる……のは難しいかもしれないが、せめて同じように盗まれたりしなければいいんだが』
店長の不満そうな声を聞きつつ、なるほどと思う。
桐条グループには影時間関連の技術があるのだから、それが使われているのは別にマジックアイテムとかその辺だけではない……といったところか。
いや、そういう方法とか技術があるのかどうかは、まだはっきりとはしていないが。
これまでの様子を見る限り、店長はマジックアイテムの類を売ってはいるようだが、実際に影時間とかそういうのに詳しいのかと言われれば、答えは否だ。
だとすれば、あの店長がそういうのがあるだけと思い込んでいる可能性は十分にある。
ともあれ、暫くの間は特に気にする必要もないだろうと判断し、スライムを収納する。
……出来れば、もっと色々と強力な効果のあるマジックアイテムがあって欲しかったんだが、それは期待しすぎか?
「さて、これからどうするか。……何もやるべき事がないってのは、ちょっと面倒だな」
タルタロスにも、ゆかりの体調の問題でもう数日いけないし……どうせなら、マジックアイテムの中に体調を整えてくれるような奴もあればいいのにな。
いや、あるのかもしれないが、まだ入手出来ていないだけか?
普通に考えれば、そういうマジックアイテムは当然のように希少な物だろう。
それこそ、タルタロスの低い階層で入手出来ないような。
もっとも、本当に体調がどうしようもないというのであれば、ネギま世界で入手した魔法薬があるんだが……今回の件は、別にゆかりが病気になったとか、そういうのじゃない。
1ヶ月に1度、自然の摂理として体調を崩したのだ。
勿論、毎晩のようにタルタロスの探索を続けているというのが関係している可能性もあるが……そんな訳で、ここで魔法薬を使って回復させるよりも自然に体調が回復するのを待った方がいい。
もっとも、タルタロスの攻略に向かわなくてもペルソナについて訓練をしてもいいと思うんだが…
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