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和-Ai-の碁 チート人工知能がネット碁で無双する
第一部 佐為編(桐嶋和ENDルート)
第44話 千年の碁 後編(Ai vs sai)
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の深淵へと辿りつけるのだろうか。
神様はヒカルの元から消えゆく私に何と残酷な碁を見せるのだろうか。
ヒカルやアキラ、彼の先にある“未来”が――私にはない。
思い返せば虎次郎と共に江戸に出府し入門した師である丈和が言っておりましたね。
「「もし碁の神様が百だとすれば、碁所の我々が分かっているのは五か六くらいだろうか」」
ああ。私の碁は七まで届いたのだろうか。
ああ。このAiというものの碁は十にまで届いているのだろうか。
それすらも分からぬ。この身が悔しい。
人間の身でありながら“神の一手”を極めようとする賢しい私を神様は笑いになさるのか。
― 塔矢行洋邸 ―
「この“天元の一手”で白のsaiが投了」「Aiの中押し勝ちか」
「まだ白が生きるための手はあるとは思うのですが……」
「ここで生きる手を打っているようだと中央に地を許してしまって、勝ち目がないというのがsaiの判断だったのかもしれません。」
「どちらにせよ我々には判断できない。
Aiとsaiにしか見えてない世界があったということか……」
「もー。最近のネット碁対局ってゼッタイにオカシクないですか!?」
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