ハイスクールD×D 革新のリアン 4
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る。
「あとは一晩寝かせて完成だ。それで、自称頭脳派はどうしたんだ?」
「知っていたのですか?」
「先週、オレが叩き潰した。折角タイマーとかも全部相手が有利になるようにしてやったのにな。暇すぎてルービック・キューブが5個も完成して文庫本が3冊も読み終えたな」
「考えることは同じですか」
「あ〜、じゃあ、盤をひっくり返してきて」
「全く同じ盤面に整え直しました」
「ならまだましか。オレは地面に落とさずに空中で整えて元に戻したからな。ついでに詰ませた」
それはプライドがずたずたでしょうね。
「全く、無駄な時間を使わせられるのが増えてきたな」
「そうですね。平日にも呼び出される時がありますし」
放課後ならまだ良い。だが、昼間に呼び出されて今日のような無駄な時間を使わされるのが面倒だ。リアンが言うにはサーゼクス様が裏で動いているようだけど、そろそろ弾切れだそうだ。それまでは我慢しよう。その分、リアンには頑張ってもらいましょう。
「えっと、まだ日が傾き始めたばかりなんだが」
「駄目でしょうか?」
「最近、そればかりで鈍ってるだろ。それにそろそろ眷属に使い魔を持たせたいと言っていただろう。ザトゥージがそろそろ調査を終えて戻ってくるそうだ。鍛えなおしておいたほうが良いぞ。学園でもたまにだが色ボケ状態になってるぞ」
「むぅ、確かにそうでしたね。それにしても色ボケですか。気付かれてます?」
「眷属にはバレてるな。気が緩んでいると出やすいみたいだ」
「くっ、これではお姉様のことを言えなくなりますね。ふぅ、分かりました。代わりと言っては何ですが、多少の手ほどきをしてもらっても?」
「構わないといいたいところなんだが、もう少しで奥の手その2が完成しそうなんでな。それの最終調整に時間をかけたいんだよ」
「奥の手、その2ですか」
「その1は超限定的で現在使用不能だからな。その2は普段使いになるが、これが完成した暁にはオレは、兄上を上回る力と汎用性を得ることになる。生まれつきの才能を努力でねじ伏せる。くくく、これほど心が沸き立つことは珍しい」
珍しくリアンが興奮と自信に満ち溢れている顔をしている。昔から作った笑顔はよく見せても感情に従った表情を見せることが少ないリアンのその顔に下腹部が熱くなるのを感じますが我慢です。後で貪り尽くさせて貰います。
「それにしてもルシファー様を超える、ですか。それはどういう?」
「説明は難しいな。理論上は行けるはずなんだが、制御に手こずっている感じだ。だが、制御が完璧になれば絶対的な汎用力を得ることになる。滅びの魔力をただ目の前のものを滅ぼすことにしか使えない兄上には絶対に踏み込めない領域だ」
「具体的には?」
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