ハイスクールD×D 革新のリアン 4
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ーナの手作りのお菓子に比べればマシだが、比べる相手が問題だからな。
「で、仙術を使うと暴走するっていうのは氣の染まり易さから、外氣を取り入れた際に内氣を染められてしまうことによって発生する事例だな。源泉すら染められると二度と帰ってこれないが、それ以外なら時間が立てば戻ってこれるし、一度に大量に氣を放出させればすぐに戻ってこれる。やりすぎると死ぬけどな。なんせ生命力みたいなものなんだから」
ケラケラ笑うと皆が顔を青ざめる。
「まあ、メガンテみたいなことも出来るには出来るがするつもりはないよ。教える気もない」
それを聞いてほっとする一同に授業の続きを行う。
「さて、長々と説明しているが外氣を扱うのには危険が伴う。ほとんどセンスの問題だ。だから使えないなら使えないで良い。だが、内氣は別だ。内氣とは自分そのもの。スポーツなんかでもよく言われているが、本来の力を発揮するには全身を万遍なく動かさなければならない。その動かしていない部分が内氣だ。俗に言う達人級と言われる人間の武道家は全員がこの内氣を無意識の内に扱っている。そして経験的に学び、弟子に伝えていっている。オレが教えるのはその先、経験的なものではなく、理論的に身に付ける術だ。とは言え、オレも教えれるのが肉体の活性化位でな。簡単に言うと、肉体強化と人間だと年をとっても若々しく見える位だっけ?」
女性陣の目の色が変わったな。男所帯の騎士団では大して見向きもされなかったのにな。肉体強化の方が本命なのに。
「とりあえず黒歌から教えるぞ。オレの内氣の流れを覚えれば黒歌も教師役に成れるはずだからな。あと、マリータも教師役を手伝ってくれ。二人程度でかまわないから」
「分かりました。では、イザイヤ様と椿姫様は私が」
「ということでやるぞ。仙術が使える分、抵抗は容易いだろうが、受け入れろ」
互いの両手を重ね合わせる。
「集中しろ。慣れるまで続ける」
少量の内氣を黒歌に送り込み、染め上げられる前に一通り内氣の通り道を一周させる。
「今のが経路だ。もう一度、流す。分かるか?」
「血管じゃなくて、骨に近い?だけど流れは、噴水?けどポンプに当たる部分がない?」
「よしよし、中々良いセンスだ。少し手伝ってやるから仙術で外氣を取り入れる要領で内氣を動かしてみろ」
「う〜んっと、こうかにゃ?」
「さすがに仙術を使えていただけはあるな。その感じだ。最後、オレが内氣を送り込んだように、今度は黒歌がオレに送り込んでみろ。最初は抵抗する」
「え〜っと、なんだろ、スライムを突いているみたいな感じ?」
「抵抗する時は強固な壁を作るんじゃなくて粘つかせる感じが一番効率が良い。それじゃあ、受け入れるぞ」
ああ、外氣を取り込むのは気持ちが悪い。
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