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提督はBarにいる。
提督の休日・2nd-前編-
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…///」

「いいよ、奢ってやる。ただし、1人1000円までな」

 『間宮』のメニューには時々恐ろしい値段の奴がある。何だよ、パフェ1人前3500円とか。量も値段通りの量なんだがよ。




「いらっしゃいませぇ〜……あら提督に、可愛いお連れさんですね?」

「よぅ。今日は非番なんでな、昼飯食いに来た」

「私達は提督を拿捕したから、オヤツ奢って貰うんだー!」

 おいこら時津風、その言い方だと俺が不審船とか密漁船とか、悪党みたいじゃねぇか。

「はーい、では今お冷やとメニューお持ちしますので。お好きな席でお待ちください」

 間宮に促されて手近なテーブル席に座る。店内は満席……とまではいかないが、半分以上の席が埋まっている。それにチラチラとこっちに視線が向けられてるな。大方俺がここにいるのを物珍しいと思ってるんだろう。大概3時の休憩のオヤツは俺の自作か間宮に出前を頼んでるからな。店には滅多に顔を出さない。

「メニューお持ちしました!ご注文がお決まり次第、呼んでくださいね!」

「あぁ、あんがとさん」

 伊良湖もようやく俺を見ても緊張しなくなったのか、普段通りの接客をしていた。さて、何にするかな?

-数分後-

「お前ら、注文決まったか?」

 時津風達4人も頷いている。では注文するとしよう。

「おーい、注文頼まぁ」

「はーい、お伺いします」

 伊良湖が伝票を持ってやって来た。瞬間、店内に変な緊張感が走った……ような気がする。何だ?

「えぇと『ブロッコリーと小エビの赤パプリカクリームソースパスタ』に、『タピオカプリン』。それと食後にコーヒーを頼む」

 俺が注文を終えると、店内にいた何人かが盛大に噎せ返っていた。何だよ、集団で引き付けでも起こしたか?というか、同じテーブルの4人も固まっているんだが。

「おい、お前らは?」

 俺に声を掛けられたのでハッと正気を取り戻したのか、各々が伊良湖に注文を告げる。

「はーい、では少々お待ちください」

 パタパタと厨房に戻っていく伊良湖を見送っていると、天津風が話し掛けてきた。

「あ、アナタ……随分と可愛らしい物を注文するのね?」

 その声は僅かに震えていた。

「可愛らしい?どこが」

「だってさー、しれぇの顔だと女子っぽいパスタとか似合わないよ?マジで」

 時津風もクスクス笑いながら、そんな失礼な事を言って来やがる。

「雪風は何でもいいと思います!」

 この4人の中だとお前が良心か、雪風。というか初風はさっきから下向いてプルプルしてるんだが……まさか、笑いを堪えてやがるのか?

「もう無理…限界……!」

 と呟いた途端に爆笑し始めやがった。そんなに似
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