暁 〜小説投稿サイト〜
小細工
第四章
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
「読売人民武力省じゃ」
 また北朝鮮だった。
「読売民主主義人民共和国のな」
「巨人が北朝鮮ってことは」
「ナベツネは将軍様じゃ」
「そのままですね」
「北朝鮮は確かに軍は凄いわ」
 数だけは確かに凄い。二千万かその程度の人口で百万の軍隊だ。有り得ないと言える。
「しかしどうじゃ。統一できておるか」
「絶対に無理ですね」
「そこに答えがあるわ」
「巨人もまた、ですね」
「幾ら金を積んで選手を集めてもそれだけではじゃ」
「優勝はできませんね」
「そして黄金時代にもならん」
 その別所がいた頃や王、長嶋の時代は決して戻らないというのだ。過去の栄光は二度と戻らないのだ。少なくとも同じ方法でもたらされた栄光は二度とだ。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ